『シカゴ』シリーズ、5年ぶりの3作品クロスオーバーが実現!その内容とは?

ヒットメイカーのディック・ウルフが贈る『シカゴ』シリーズ3作品が、5年ぶりにクロスオーバーを行うことが分かった。米TV Lineが伝えている。

新型コロナやストライキを乗り越えて

米NBCで2012年に幕を開けた消防局が舞台の『シカゴ・ファイア』を皮切りに、2014年には警察特捜班の活躍を描く『シカゴ P.D.』、2015年には医療センターの救急部門にフォーカスした『シカゴ・メッド』が誕生。全米視聴率ランキングのトップ10にもたびたび入るほどの人気シリーズが、クロスオーバーを実施することに。

同じくウルフが手掛ける同じNBCの『LAW & ORDER』シリーズや米CBSの『FBI:特別捜査班』ともクロスオーバーしたことのある『シカゴ』シリーズ。しかし、『シカゴ』シリーズ3作品に跨るほどの大きなストーリーラインはこれまで3回(2016年1月、2018年10月、2019年10月)しかなく、ここ5年あまり遠ざかっていたが、今シーズンの後半に久々のコラボが実現することになった。

4度目となる今回のクロスオーバーでは、あるオフィスビルで起きた大規模な爆発をきっかけに、シカゴの街全体が騒然とする事態に発展するという。本国アメリカでは3作品が続けて放送されているため、爆発を受けてまず消防が出動し、続けて負傷者の治療を医療チームが行い、最後に爆発事件の背景を警察が探るという流れになるものと思われる。

ここ5年以上にわたり3作品が絡み合う機会がなかったのは、新型コロナウイルスの影響でそれぞれの作品が接し合うチャンスそのものが少なくなったことも理由の一つ。さらに、ハリウッドが半年間停止した2023年のストライキにより、3作品の同シーズンの話数が大幅に減ったことも一因だ。

『シカゴ・ファイア』のショーランナーであるアンドレア・ニューマンは昨シーズン、「シーズンの話数が減ったことでより難しい事態になった。ストライキ終了後、なるべく早く放送できるように超特急で制作しなければならなかった。でも、ようやくみんなちょっとは落ち着けるようになったから、(大規模なクロスオーバーについて)話し合っているところだよ」と、ようやくクロスオーバーを作れる状況が整ってきたと発言。

また、『シカゴ・メッド』の新ショーランナーに就任したアレン・マクドナルドは今年9月、次のように話していた。「ファンが興味津々なように、僕たちもいつだってクロスオーバーをやりたいと思っている。今のところその予定はないけど、ずっと話し合いは続けているよ。とはいえ、そう簡単なことじゃない。3作品ともシカゴで撮影しているものの、俳優たちはセットとセットの間を飛び回っているし、ほかの作品の撮影がある人もいるからね。そして、3作品で3時間にわたって伝えるだけの価値がある、ふさわしいストーリーを見つけなければならないという問題もある。見つけたいと思うけど、今のところその予定はないよ」

マクドナルドの先のコメントから2ヵ月ほどで、クロスオーバーに価するストーリーが見つかったようで何よりだ。日本に上陸するのが待ち遠しい。

『シカゴ・ファイア』シーズン1~10、『シカゴ P.D.』シーズン1~9、『シカゴ・メッド』シーズン1~8は、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米TV Line米Deadline


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