米CBSの大人気犯罪捜査ドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』にてダッキーの愛称で親しまれた検視官のドナルド・マラード。演じたのはデヴィッド・マッカラムで、彼はオリジナルキャストの一人としてシーズン1から参加し、2023年に亡くなるまでチームの一員として活躍した。しかし、スタジオの上層部は当初、デヴィッドの起用をよく思っていなかったという。米The Mirror USが伝えた。
スタジオ側が反対していたあの人のキャスティング
『NCIS』で監督を務めたジェームズ・ホイットモアによると、スタジオがデヴィッドのキャスティングを止めようとしたため、クリエイターのドナルド・P・ベリサリオは(デヴィッドの起用を止めたら)番組をキャンセルすると主張したことがあるという。
「ダッキー役にデヴィッド・マッカラムを起用したとき、スタジオ側は“彼を起用することはできない”と言ったんです」とホイットモアはかつて米The Hollywood Reporterのインタビューで告白。
「それを受けてドンは“それであれば、私たちはやりません”と返しました。彼は本気だったんです。スタジオはドンの主張を受け入れ、当然ですが、デヴィッド・マッカラムの起用は大成功でした」と続けた。
CBSのキャスティング責任者だったピーター・ゴールデンは、デヴィッドの出身地が原因だった可能性があると見解を示していた。「デヴィッド・マッカラムがイギリス人だったからだと思います。とてもアメリカ的な作品なので、(デヴィッドに)できるのか?という感じがありました」
過去に、デヴィッド本人がダッキー役に選ばれた経緯について語ったことがある。彼はパイロット版の撮影のためにキャスティング・ディレクターのボニー・ティマーマンに会ってほしいと電話を受けたのだという。
数回のオーディション後、デヴィッドはドンに会ったそうで、「その後、ドンが出てきて私と肩を組んで、『デヴィッド』と呼びました。それで、私には何か魅力があるのかもしれないと感じました」とデヴィッドは語った。
2023年に彼が逝去すると、『NCIS』はシーズン21第2話「ダッキーの思い出」を彼に捧げ、ダッキーの未解決事件を掘り下げて、デヴィッドを追悼した。
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Photo:『NCIS ネイビー犯罪捜査班』 ©CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.