日本でも大ヒットした米HBOのファンタジー大河ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』や『A Knight of the Seven Kingdoms(原題)』といったスピンオフドラマが生まれる中、新たに劇場用映画版の制作が進められていることがわかった。
超初期段階の『ゲーム・オブ・スローンズ』映画版
10月末に飛び込んできたこのニュース。米Deadlineによると、『ゲーム・オブ・スローンズ』の映画版に関してはまだ予備的な話し合いが行われた段階で、具体的なクリエイティブな関係者も存在しておらず、ドラマ版がジョージ・R・R・マーティンの「氷と炎の歌」シリーズを原作としているのに対し、映画版がどのようなクリエイティブな方向性を取るかも現時点では不明と報じられていた。
ワーナー・ブラザースは本件に対しコメントを控えていたが、この度、HBOとMaxのCEOケイシー・ブロイスがメディア取材に応じ、映画版に関してコメントしている。
2025年リリース作品のプレビューイベントに登場したブロイスは、「HBOの新作についてアナウンスする時、いくつか(発表する段階ではないものの)取り組んでいる作品があるものだ。そして今は『ゲーム・オブ・スローンズ』関連を含めた2作品を進めている。映画版も同じ発想だよ」と、『ゲーム・オブ・スローンズ』映画版についても言及。
さらにブロイスは、ワーナー・ブラザース・スタジオのマイケル・デルーカ、パメラ・アブディが、原作者のマーティンとともに映画化を進めると説明している。「彼らが掘り下げてくれたアイデアを検討し、脚本を一緒に読む。楽しく興味深いものになるだろう。劇場で上映する価値があるストーリーだったり、スペクタクルがあるか。それこそがポイントなんだ。投資という面で考える必要はない。劇場用映画を作ったら面白いんじゃないか?ってくらいの感じなんだ。制作はまだすごく初期の段階だよ」
そのほかのスピンオフドラマの進行状況
『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフについては、ジョン・スノウを主人公にしたシリーズは頓挫となり、マーティンの中編小説「ダンクとエッグの物語」を原作とした前日譚『A Knight of the Seven Kingdoms』は2025年の公開を予定。
第2次スパイス戦争でヴァリリアン・フリーホールドが敗北した後、エッソス大陸からロイナーと一緒にドーン王国へ移住したナイメリア女王の生き様を追う『Ten Thousand Ships(原題)』は今年4月に一度白紙になったものの、その2ヵ月後に企画が復活。原作者のマーティン本人が自身のブログで、『ジュリア -アメリカの食卓を変えたシェフ-』などで脚本を手がけ、俳優としても活動しているエボニー・ブースが参加したことを明かしていた。
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Photo:Photograph by Helen Sloan/HBO.