『グレイズ・アナトミー』ジョー役カミーラ・ラディントン、アレックスとの別れを回想

大人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』シーズン9でキャストに加わって以来、13シーズンにわたってジョーを演じるカミーラ・ラディントンが、アレックスとの別れなどについて語っている。

大恋愛の後、友達と恋人になって…

シーズン9で初登場したジョーの物語は、最初の8シーズンはアレックス（ジャスティン・チェンバース）との恋愛が中心だった。しかし、アレックスが元恋人のイジー（キャサリン・ハイグル）と復縁するために去り、ジョーに手紙で別れを告げる形で二人の関係は終わった。

米Varietyのインタビューで、その辛い展開について訊かれたカミーラが、「人生には決着のつかない別れがたくさんあります」とし、「だから、相手と最後の瞬間を過ごせない別れを演じられて本当に良かったです。その別れは、キャラクターにとって何を意味するのでしょうか？　最終的に自分自身で決着をつけなければならないのです」と回答した。

アレックスとの破局にはファンからも大きな反響があり、ソーシャルメディアでは「その気持ちが分かる」と共感されたという。ジョーにとっては辛い体験となったが、カミーラは「でも、その別れで彼女はより強くなったようにも感じました」とコメントしている。

ジョーはその後、長年の親友だったリンクことアティカス・リンカーン（クリス・カーマック）との関係を発展させて恋人同士になった。カミーラは、リンクとの安定した関係とアレックスとの関係を比べると、アレックスとのコミュニケーションの取り方は酷かったと感じたという。「アレックスとジョーは長い間一緒にいたにもかかわらず、彼に言いにくいことが彼女にはたくさんありました。コミュニケーションが取れず、素直になったり弱みも見せたりすることもできなくて、何かを隠していたらうまくいかないですよね。今、彼女がオープンでいられる関係にあり、問題があっても言いにくいことを話し合えると感じられることが嬉しいです。新しい恋愛をしていると演じることで、違った気持ちになれます」と語り、リンクとの関係にかなり満足しているようだ。

（※これ以降は、シーズン21第1話のネタバレを含みますのでご注意ください）

そんなリンクとの関係は、本国アメリカで9月26日（木）に始まったシーズン21でさらに発展し、第1話でジョーがリンクに妊娠を告げる展開となる。カミーラによれば、自身の夫で俳優のマシュー・アラン（『キャッスルロック』）との関係と、ジョー＆リンクの関係は似ているという。「私は、ウェイターをしていた夫と出会って友達になり、それから結婚して子どもを持ったんです。ジョーとリンクのストーリー展開にすごく似ているから、二人がくっついたのが嬉しいですね。彼らのコミュニケーションの取り方は、これまでに彼女が経験したどんな関係よりも最高だと思います」と述べた。

ジョーには新型コロナウイルスのパンデミック中に養子に迎えた娘のルナがおり、今おなかにいる子が二人目の子どもとなる。リンクという頼りになるパートナーもでき、シーズン21以降、ジョーの人生は安泰となりそうだ。

『グレイズ・アナトミー』シーズン21は米ABCにて放送中。シーズン1～19はDisney+（ディズニープラス）にて配信中。シーズン20はWOWOWにて10月30日（水）23：00より日本初放送。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Variety