人気ドラマ『シカゴ・メッド』のシーズン10は、ユーモアもカメオ出演も多くなる予定だと、新たなショーランナーがほのめかした。米Varietyが伝えている。
カメオ出演の可能性は「大いにある」
シーズン1から9年にわたってショーランナーを務めてきたアンドリュー・シュナイダーとダイアン・フロロヴの二人が前シーズンをもって去り、シーズン10からは後任にアレン・マクドナルドを迎えて再出発することになった『シカゴ・メッド』。これまで『CSI:科学捜査班』や『13の理由』を手掛けてきたマクドナルドは大役を任された形だが、そのプレッシャーをはねのけて新しいトーンを作品にもたらすつもりだと自信を覗かせる。
「僕が思うに、この作品は最初からずっと、とても感情的なところを土台にしてきた。それはアンディとダイアンが築き上げ、9シーズンにわたり続けてきた美しい基盤。僕はその上に新たなものを築きたかっただけ。というのも、僕も感情的な物語を綴ることが大好きだからね」とVarietyに話したマクドナルド。
「僕ならではのストーリーテリングの個性を作品にもたらしたら、彼らのインタラクションの中でキャラクターの感情が続くと思う。それと、ユーモアをもたらすのが好きなんだ。これまでの『シカゴ・メッド』にユーモアがなかったとは言わない。僕は昔からドラマが好きで、特にユーモアが散りばめられたドラマが大好きなんだ。僕が言うユーモアっていうのは、冗談を意味するわけじゃなくて、人が自分自身や知っている誰かに似ていると共感することで思わず笑ってしまうような、人間らしい瞬間のこと。笑うって感情的な反応で、ほとんど自己防衛的なもの。人は、ある意味泣きたくなるような気持ちになった時に笑うものだから」とユーモアへのこだわりを見せた。
もともと『シカゴ』シリーズのことは知っていたし何話か見たこともあったマクドナルドだが、新たにショーランナーに就任した後、170話を超える『シカゴ・メッド』の過去エピソードをすべて見返した。「これまでの世界観とキャラクターにゾッコンになったよ。目の前の砂場で遊びたくてしょうがない子どもになったようだった」と話す彼は、シーズン10ではすでに報じられた通り新たなキャストを投入するだけでなく、去ったはずのキャストのカメオ出演の場も設けるようだ。
カメオ出演に期待がかかるのはクロケット・マルセル役のドミニク・レインズ。シーズン9を最後にレギュラーから降板したドミニクと別れの準備ができていなかったファンも多いに違いないが、マクドナルドは「彼(クロケット)やほかのキャラクターがのちのちカメオ出演する可能性は大いにある」と話している。
「『シカゴ』シリーズに関して特に気に入っている点は、誰かが作品を去ったとしても、その世界の一部であり続けるというところ。(去った)人のその後を確認するのが個人的に好きなんだ」
自ら『シカゴ』シリーズのファンとなって、準備を進めてきたマクドナルド。彼がどのような新しい風を吹き込むのか、期待が高まる。
『シカゴ・メッド』シーズン10は、『シカゴ・ファイア』シーズン13、『シカゴ P.D.』シーズン12とともに、米NBCにて9月25日(水)より毎週水曜日に放送中。日本ではHuluにてシリーズ全作が配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Variety
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