マーベルドラマ『エージェント・オブ・シールド』のレオ・フィッツ役で知られるイアン・デ・カーステッカーが主演を務めた歴史ドラマ『ウィンター・キング:アーサー王物語』(原題:The Winter King)がシーズン1で打ち切られることが決定した。英Radio Timesが報じている。
-
『エージェント・オブ・シールド』キャスト、条件次第で「MCUに参加してもいい」
米ABC製作によるマーベルドラマ『エージェント・オブ・シール …
『小説アーサー王物語』のドラマ版
イギリスの作家バーナード・コーンウェルによる歴史小説「小説アーサー王物語」を基にした『ウィンター・キング:アーサー王物語』(小説の邦題は「エクスカリバーの宝剣」)は、5世紀のブリテン島を舞台に、不安定な国を治め「戦の王」となったアーサー王の物語を描いたもの。
確立された小説ファン層があったにも関わらず、残念ながらそのレビューは芳しくなく、英The Guardian 紙は「中世のナンセンス」と評し、Forbs紙は「圧倒的な失望」と評価。その結果、全10話のシーズン1をもって打ち切りとなった。
イアンの脇を固めたのは、スチュアート・キャンベル(『アウトランダー』)、エリー・ジェームズ(『I AM 私の分岐点』)、ヴァリーン・ケイン(『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』)、ケン・ウォースー(『キリング・イヴ/Killing Eve』)ら。
打ち切りという結果になってしまったが、アーサーを演じたイアンの配役は原作者のコーンウェルも納得したものだったそう。直接会ったことはないが、イアンが主役として完璧だと思ったとポッドキャスト番組で明かしている。また、一部批判を受けていたシリーズの多様性を支持する姿勢も示していたという。
同じくコーンウェルの原作小説「The Saxon Stories(原題)」はNetflixで『ラスト・キングダム』としてシリーズ化されていたが、本作はシーズン5まで製作された。
-
『ゲーム・オブ・スローンズ』ジョン・スノウとこんなに似てる!『ラスト・キングダム』ウートレットの魅力徹底解剖
歴史小説家バーナード・コーンウェル原作の「The Saxon Stories(原題・日本では未訳)」を映像化した歴史ドラマ『ラスト・キングダム』が面白い。このドラマは、9世紀のイングランドを舞台に、サクソン人ながらデーン人として育った主人公ウートレッドの紆余曲折な運命、そしてウェセックス王国とヴァイキングの戦いを描いた…
2020年に『エージェント・オブ・シールド』が終了してからイアンは主に故郷のイギリス作品への出演を続けており、『The Winter King(原題)』以外にも『SHERLOCK/シャーロック』の製作会社が手掛ける『The Control Room(原題)』や、ヒュー・ローリー(『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』)が主演するリミテッドシリーズ『Roadkill(原題)』などがある。
『ウィンター・キング:アーサー王物語』は10月25日(金)よりU-NEXTで独占配信スタート。(海外ドラマNAVI)