『ザ・クラウン』前日譚誕生か?「英国王室を描ききったとは思わない」

エリザベス2世を主人公に、英国王室を数十年にわたって描いたNetflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』を手掛けたピーター・モーガン。これまでにも映画『クィーン』や舞台『ザ・オーディエンス』など、英国王室をテーマにした作品をいくつも発表してきた彼だが、英国王室についてまだ描き足りないと感じているようだ。

エリザベス女王よりさらに前の時代を掘り下げる?

本年度のエミー賞で作品賞を含む18ノミネートを果たすなど、最終シーズンまで高い評価を受けてきた『ザ・クラウン』。その続編を作る気があるかと米Hollywood Reporterに問われたモーガンは、ある種の前日譚として過去をさらに掘り下げることに興味があるとほのめかした。

「より踏み込みたいと思うような状況は現時点で見当たらないけれど、だからといってこの題材について描ききったとも思わない。異なる形で踏み込む方法を見つけるかもしれない。過去に遡れば、いつだってメタファーになるような素晴らしい機会がある」

「過去からストーリーを見つけて物語を作ると、実際には現代についての話になる。カモフラージュされているけどね。それってよりエレガントな掘り下げ方になるかもしれない。僕が作品を終わらせた時点から進めるのは、早すぎるように感じる」

英国王室にまつわる数々の歴史的な出来事を独自の視点で描いてきた『ザ・クラウン』の終盤では、故ダイアナ妃の死やチャールズ国王とカミラ王妃の結婚、ウィリアム王子とキャサリン妃の出会いやマーガレット王女の死が描かれた。モーガンは3度にわたってキャストを一新することによってエリザベス女王の青年期、中年期、老年期を描いたが、その理由について「20年ルールのようなものが念頭にあるんだ」と説明する。

「20年というのは、役割や立場、関連性などを通して物事を本当に理解するのに十分な時間。現時点で絶対的に重要であるように見えてもその多くはすぐに忘れ去られるものだけれど、一部はいつまでも残り続け、歴史的に非常に関連性があり、長く続くことが証明される傾向にある」との見解を示した。

英国王室に魅了されるモーガンが次に選ぶ題材はどの時代、どの人物になるのか。楽しみにしているファンは多いに違いない。

『ザ・クラウン』全6シーズンはNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times


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