永眠した『ビバヒル』シャナン・ドハティ、初任給は父のために使っていた

大ヒット青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』(以下『ビバヒル』)のブレンダ・ウォルシュ役で一世を風靡したシャナン・ドハティ。一躍トップスターの仲間入りを果たした彼女だが、心の中にはいつも家族の存在があったという。米Peopleが伝えた。

 

シャナンが『ビバヒル』に初出演したのは19歳のとき。多忙を極めたが、若くしてその対価を手にした彼女は、初めての高額な出演料を自分のためではなく、父のジョン・トーマス・ドハティ・ジュニアのために使ったことを明かしている。

「父の医療費の一部を返済した」と、シャナンは昨年9月にフロリダ州タンパで開催された90sコンのパネルで語った。

スティーブ役のアイアン・ジーリングが「それはすばらしいことだけど、何に散財したいのか聞いてみたい」と問いかけると、「私にとっては贅沢だった」とシャナン。「私たちは基本的にお米と豆を食べるような生活だった。だから、父が催促の電話を毎日受けてパニックにならないように、そのことにお金を使えるようになったら、それは贅沢なの」

シャナン・ドハティ公式Instagramに投稿された父との写真

シャナンは過去に自身のポッドキャスト『Let’s Be Clear(原題)』にて、父親が30代で心臓発作を起こし、長年入退院を繰り返していたことを告白していた。2010年11月に66歳で亡くなるまで、「父は脳卒中を10回、心臓発作を11回起こした」という。

2015年に乳がんと診断され、2023年11月にはPeopleのカバーストーリーでがんが骨にも転移していることを明かしたシャナンは、父ジョンと母ローザから強くあることを教わり、それが闘病生活を支えてくれたと語っていた。幼少期を振り返り、「私はいつも闘っていました」と話す。「私はそうやって、強く、やろうと思えばなんでもできると育てられました」

父の存在は彼女にとって本当に大きいようで、今年1月のポッドキャストでは「私の亡骸は愛犬と、それから父と一緒にしてほしい。埋葬も火葬もされたくない」と、死後の希望についても口にしていた。

(海外ドラマNAVI)

参考元:People

 

Photo:『ビバリーヒルズ高校白書』シーズン1©90-91 CBS Paramount International Televisio SHANNEN DOHERTY/INSTAGRAM