【配信ランキング】海外ドラマ・映画｜ベネディクト・カンバーバッチが主演＆製作総指揮務める『エリック』が浮上！

全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。

「オリジナル」「非オリジナル（放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。

配信ランキング（ニールセン調べ）

2024年6月3日（月）から6月9日（日）までの順位は以下の通り。

ドラマ（オリジナル）

ドラマ（非オリジナル）

映画

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

【海外ドラマ（オリジナル）】Netflix話題作『エリック』がトップに躍り出る

前週4位だったNetflixリミテッドシリーズ『エリック』が、オリジナル部門トップに躍り出る結果に。同作は、ベネディクト・カンバーバッチが主演とエグゼクティブプロデューサーを務めたサスペンスドラマ。

主人公はニューヨークで最も有名な人形使いで大人気子ども向けTV番組のクリエイターも務めるヴィンセント。カリスマ性のある仕事人間だが、気性が荒いところがあり、家族や同僚といった身近な人物をはじめ、周囲の人間に対して怒鳴ったり憎まれ口をたたくことも多い。ある日、そんな彼の9歳の一人息子エドガーが通学途中に失踪。自己嫌悪と罪悪感に苛まれたヴィンセントは、エドガーが描いた青いモンスター“エリック”に固執し、エリックをTVに出演させることができれば息子が帰ってくると信じて疑わなくなる。次第にエスカレートするヴィンセントの破壊的な行動は、家族や同僚、刑事たちまでをも遠ざけ、ヴィンセントの味方は、妄想の産物、エリックだけになってしまうのだった…。

ベネディクトは本シリーズが取り組んだテーマについて、「この作品は子育てや結婚、メンタルヘルス、エイズの流行のほか、現在も社会が抱えている同性愛嫌悪や人種差別の危機など、現実世界の数多くの問題に根差しています。いろいろなことが起こりますが、この世界に語りかけているのです。 悲しいかな、一般的にあまり馴染みのない問題を詰め込んでいるわけではありません」と語っている。

ベネディクト・カンバーバッチ、最新主演ドラマ『エリック』で泣いた理由とは？

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2位は6月6日（木）よりファイナルとなるシーズン3が配信開始となった『スイート・トゥース: 鹿の角を持つ少年』。DCコミックス原作のファンタジー・アドベンチャーで、人間と鹿の“ハイブリッド”である主人公の少年ガスの大冒険が描かれる。

シーズン3の舞台は北極。疫病を根絶するために困難な旅を続けるガスと仲間たちは、ついに“ハイブリッド”の真実にたどり着く。

『スイート・トゥース』で象徴的な「紫の花」に込められた真の意味とは？【ネタバレ】

世紀末的な世界を描くNetflixのファンタジードラマ『スイート・トゥース～ 鹿の角を持つ少年～』には、象徴的な紫の花が何度も登場するが、その真の意味とは何なのだろうか？（本記事には『スイート・トゥース』シーズン3までのネタバレが含まれます） 「紫の花」の起源は… 『スイート・トゥース』は、謎のウイ...

7位は6月5日（水）よりDisney+で独占配信がスタートした『スター・ウォーズ：アコライト』。この週は、まだ最初の2話しか解禁されていないにも関わらずトップ10に食い込んでおり、その注目度の高さがうかがえる。

同作の舞台はエピソード1『ファントム・メナス』の100年前。メイとオーシャという双子の姉妹を中心に、次々に起こるジェダイ殺人事件の謎と＜ダークサイド＞誕生の秘密に迫る。

『スター・ウォーズ：アコライト』ジェダイ・マスター役イ・ジョンジェにインタビュー！

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【海外ドラマ（非オリジナル）】シーズン17まで続くご長寿シリーズが久々のランクイン

この週のトップは、ブライアン・クランストンが主演を務める『Your Honor / 追い詰められた判事』に。前週9位から一気に順位を上げ、オリジナル部門や映画部門を含めた総合でも1位になった。

マイケル・デジアートはニューオーリンズの判事として人々から尊敬されていたが、最愛の息子がひき逃げ事故を起こしたことで人生が一変。その犠牲者がマフィアのトップの息子だったことがわかり、彼は証拠隠滅を図ることに。自らの信念に背き、良心の呵責に苛まれながら、マイケルは嘘に嘘を重ねていく。一方、被害者の父親であるジミー・バクスターは、あらゆる手段を使って犯人探しに奔走していた…。

イスラエルのドラマ『Kvodo（原題）』をもとに、当初は全10話のリミテッドシリーズとして製作された『Your Honor / 追い詰められた判事』。米プレミアムチャンネルSHOWTIMEのリミテッドシリーズ史上最高初日視聴率を記録するなど高い人気を誇り、シーズン2まで製作された。

4位には、久々に登場した『ハートランド物語』がランクイン。シーズン17まで続くカナダ発のご長寿ファミリードラマだ。

原作はローレン・ブルックによる同名小説。傷ついた馬のケアセンター「ハートランド厩舎」を舞台に、馬と心を通わせることができる15歳の少女エイミーの葛藤や経験を描く。

【映画】アカデミー賞受賞作『ゴジラ-1.0』が登場！

1位の『ヒットマン』は、『 トップガン マーヴェリック』のグレン・パウエルが主演と同時に脚本も手掛けるクライムコメディ。ストーリーのもとになっているのは、1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話だという。

ゲイリー・ジョンソンは大学で心理学と哲学を教える一方、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、おとり捜査を担当する予定だった警官が職務停止となり、急遽ゲイリーが代わりを務めることに。思いがけず、さまざまな姿や人格になりきる才能を見出したゲイリーは、その後も偽の殺し屋を演じて警察の捜査に協力するようになる。そんななか、ある女性から夫殺害の依頼が入る。支配的な夫との生活に傷つき、追い詰められた様子の彼女に、ゲイリーは思わず手を差し伸べ、これをきっかけに二人は恋愛関係に。しかし後日、夫が何者かに殺害されていて…。

3位の『ゴジラ-1.0』は、山崎貴が監督・脚本・VFXを手掛けるゴジラ70周年記念作品。太平洋戦争後の日本に突如出現し、復興途中の街を容赦なく破壊していく巨大怪獣のゴジラや、ゴジラに立ち向かっていく人々の姿が描かれる。

同作は、2024年3月に開催されたアカデミー賞の授賞式にて日本の作品としては初となる視覚効果賞を受賞した。

『モナーク』VFXスーパーバイザーが明かすアメリカのVFXの現状とは？「『ゴジラ-1.0』が羨ましかった」

Apple TV＋で配信中のゴジラ新作ドラマ『モナーク：レガシー・オブ・モンスターズ』でVFXスーパーバイザーを務めたショーン・コンラッドに直撃インタビュー！　本作でのVFX製作の裏側や地震があるシーン、さらには日本で制作された過去のゴジラ映画についての想いを語ってもらった。 『モナーク：レガシー・...

日本では8月1日（木）に続編『インサイド・ヘッド2』の劇場公開が控えているが、この週の5位には前作の『インサイド・ヘッド』がランクイン。11歳の少女ライリーの頭の中を舞台に、「ヨロコビ」「イカリ」「ムカムカ」「ビビリ」「カナシミ」の感情がそれぞれキャラクターとなって物語を繰り広げる。

『インサイド・ヘッド2』では、ライリーが思春期を迎えたことで「シンパイ」「イイナー」「ダリィ」「ハズカシ」という4つの大人の感情が新たに誕生。成長した少女の心の中に、新たな感情の嵐が巻き起こっていく。

『インサイド・ヘッド2』新キャラクターの日本版声優に多部未華子が決定！

全世界が涙した『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』など、数々の心温まる感動の物語を贈り届けてきたディズニー＆ピクサー。世界中の誰もが共感でき、深く感動できる物語が高く評価され、制作スタジオとしてアカデミー賞®長編アニメーション賞を最多受賞しているピクサーが新たに送り出す『...

（海外ドラマNAVI）