『ザ・ボーイズ』ホームランダーが“母乳”に執着する理由とは

エロ&グロ満載の人気異色スーパーヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』で、ホームランダーは“母乳”に異常な執着心を見せるフェチだが、演じるアントニー・スターが「母乳ネタが多くなった理由」を説明している。(本記事にはシーズン4のネタバレが含まれます)

ホームランダーの母乳フェチの始まりは…

ホームランダーの母乳フェチが始まったのは、シーズン2第1話「新たな敵」。ヴォート社の幹部で、赤ちゃんを出産したマデリン・スティルウェルが冷凍していた母乳を、ホームランダーが冷蔵庫で発見。目のレーザー光線で凍った母乳を溶かした彼が、恍惚とした表情を浮かべながら吸い始めたことで、母乳に執着するようになる。

それ以来、ことあるごとにホームランダーの母乳フェチネタはエピソードの随所に散りばめられ、シーズン4第6話「汚れ仕事」は、スーパーヒーローチーム“セブン”に加入したばかりのファイアクラッカーが、ホームランダーに授乳する際どいシーンで終了した。

米Rolling Stoneのインタビューでアントニーは、シーズン2で初めてホームランダーが母乳を味わうシーンを撮影した後、彼のフェチは劇中で何度も言及するに値すると思ったと振り返っている。

「そのシーンの後、(クリエイターの)エリック(・クリプキ)にメールを送ったんだったかな。“この番組には、出来るだけミルクを入れないと。これは、ちょっとしたモチーフや特徴になるよ。つまり、やらなくちゃ”って。そうしたら彼の返事は、“君は一歩先を行っているね。じゃあ、すべてにミルクを盛り込むよ”という感じでした。だから今では機会がある度に、いつでもミルクのネタが出てくるんです」と、母乳ネタが数多く投入されるようになった経緯を説明した。

『ザ・ボーイズ』シーズン3

シーズン4では、ホームランダーがマデリンの哺乳瓶を思い出として引き出しに保管していることが明らかになったが、その執着心は彼の生い立ちに起因しているようだ。

同シーズン第4話「時の知恵」では、ホームランダーがヴォート社の地下にある研究所を訪れ、幼少時代に自分を実験台にした研究者らを殺戮する展開に。ホームランダーの母乳フェチは過去のラウマと、母親や家族の愛を渇望する彼のコンプレックスの裏返しであることが示唆されていた。

今後のエピソードでも、ホームランダーの母乳フェチネタは要チェックだ。『ザ・ボーイズ』シーズン4は、Amazon Prime Videoにて毎週木曜日に新エピソードが配信中。シーズン1~3も独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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