『スター・トレック』ライカー役ジョナサン・フレイクス、SF小説のドラマ版を監督

大人気『スター・トレック』シリーズのライカー役で知られ、監督としても活躍するジョナサン・フレイクスが、SF小説シリーズ「Arthur C. Clarke's Venus Prime(原題)」のドラマ版でメガホンを取ることが明らかとなった。米Varietyが報じている。

『2001年宇宙の旅』原作者が共著

「Arthur C. Clarke's Venus Prime」の主人公は、スパルタという名の並外れた才能と美しさを持つ女性。金星に閉じ込められた科学者チームを救出するために派遣されたスパルタは、その過程で自身が高度なバイオ・テクノロジー工学の産物だという証拠を発見する…。

小説のタイトルには、スタンリー・キューブリック監督により映画化された『2001年宇宙の旅』の原作者であるアーサー・C・クラークの名前があるが、1980年代後半から1990年代初めにかけて出版された全6巻の小説シリーズは主にポール・プレウス名義となり、一部でクラークはプレウスと共同執筆している。邦訳は出版されていない。

監督のジョナサンはプロデューサーも兼任し、『ノーザン・レスキュー』のデヴィッド・コーミカンとドウェイン・ヒルが脚本・ショーランナーを担う。製作総指揮にはコーミカン&ヒルのほか、『ヘザー・グラハムの ベイビー in the CITY』のマイケル・ハミルトン=ライト、『ダムド・セイント 聖者の罪』のロバート・ヴィヴォ、『King of Killers(原題)』のクリストファー・ラッシュ・ハリントンも名を連ねる。クラークのコラボレーターであるプレウスもコンサルタントとして参加する予定だ。

ジョナサンは声明で、「『Arthur C. Clarke's Venus Prime』の資料を見せられた時に、むさぼり読まずにはいられませんでした。読んだものを監督したいかと訊かれた時は、“もちろんです!”と即答しました。SF界のもう一人の伝説的な人物(彼は、真のナンバーワンであるジーン・ロッデンベリーと同世代)の頭脳から生まれた、このような素晴らしい知的財産に取り組めることは、私にとって名誉であると同時に夢でもあります」と綴っている。ジョナサンが言及したジーン・ロッデンベリーとは、ほかでもない『スター・トレック』フランチャイズの生みの親だ。

これまでにジョナサンは、『スター・トレック』シリーズをはじめ、『バーン・ノーティス 元スパイの逆襲』『フォーリング スカイズ』『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』といった数多くの人気ドラマでエピソード監督を務めている。

全6話のドラマ版「Arthur C. Clarke's Venus Prime」は、2024年の後半にカナダで撮影開始予定。

ジョナサンがライカー役で出演する『スター・トレック:ピカード』全3シーズンはAmazon Prime Video(アマゾンプライム)で配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

Photo:『スター・トレック:ピカード』TM & © 2022 CBS Studios Inc. STAR TREK and related marks and logos are trademarks of CBS Studios Inc. All Rights Reserved.