SWビギナーも楽しめる!『スター・ウォーズ:アコライト』日本語吹替版声優のファイルーズあい、諏訪部順一、武内駿輔にインタビュー

「スター・ウォーズ」シリーズ最新作となる『スター・ウォーズ:アコライト』がDisney+(ディズニープラス)で配信中。このたび本作の日本語吹替版声優を務めたファイルーズあい、諏訪部順一、武内駿輔に直撃インタビュー! アフレコ時のエピソードや「スター・ウォーズ」シリーズとの思い出などについて和気あいあいとした雰囲気の中、語ってくれた。

(本記事には『スター・ウォーズ:アコライト』第4話までのネタバレが含まれます)

『スター・ウォーズ:アコライト』とは

『スター・ウォーズ:アコライト』は、銀河に多くのジェダイが存在する黄金期を舞台に、“ダークサイド”誕生の謎に迫る物語を描く。本作で、ファイルーズはメイとオーシャの二役、諏訪部はジェダイ・マスターのソル、武内はジェダイ・ナイトのヨードの吹き替えをそれぞれ担当している。

『スター・ウォーズ:アコライト』日本語吹替版キャストへインタビュー

――まず、アフレコについてお伺いします。コロナ禍ではお一人ずつでの収録が多かったと聞きますが、本作では皆さんが揃う機会はあったのでしょうか?

諏訪部:結構バラバラでした。私はほぼ一人で。ファイルーズさんとは一度だけ一緒に収録できましたね。

ファイルーズ:私はメイとオーシャを兼ねているので、一人で2線必要なんです。皆さんと一緒に収録するとお待たせする時間も多くなってしまうので、基本一人で録りました。諏訪部さんのほかには、カイミール役の佐藤せつじさんとご一緒する機会がありました。

『スター・ウォーズ:アコライト』日本語吹替版声優

武内:僕は基本的にジェキ役のM・A・Oさんと一緒に録りましたね。僕が吹き替えたヨードとジェキは、仕事仲間ではありますけど、フランクな関係ではないので本作ではお互い静かというか普段とは違う雰囲気の中で収録しました。
あとは、お互い年齢感を合わせるよう意識しました。ヨードはジェダイではあるけど、成熟していない駆け出し感を、ジェキも幼すぎないように……などのディレクションを受けました。

――USチームからはどういったフィードバックを受けて、キャラクターの声を作り上げていったのでしょうか?

ファイルーズ:最初はメイとオーシャで演技プランをがっつり変えようと思い、準備していったんですが、現場では「変えすぎず自然な感じで」と指示を受けました。
特にメイはどすを利かせすぎちゃったところがあったんですが、オーバーにやると世界観に合わなくなってしまうので。「スター・ウォーズ」は独自の世界観を持つ作品なので、絵力に引っ張られないよう、あくまでそこに存在している人間として表現するよう努めました。
ただ、まったく同じというわけではなくて。生き別れて以降、まったく違う生き方をしてきた二人なので、そこは言葉遣いや語尾に表れるだろうと思い、違いを出しました。

諏訪部:「声の雰囲気はキャラクター的にバッチリなので、ソルの内面を丁寧に表現してもらえればOK」というオーダーをいただきました。ですから特に序盤は、彼の謙虚さや誠実さがしっかり伝わるように演じて欲しい、と音響監督さんから言われていましたね。

武内:ヨードは、ジェダイであることに対してプライドを持っているんです。自分の作戦にも自信があるし、ちょっと神経質。そういった部分は意識してほしいと言われましたね。初めはもっとフランクな若者っぽい印象があったんですが、収録が始まってからはそのあたりを調整していきました。

『スター・ウォーズ:アコライト』日本語吹替版声優

――ファイルーズさんは本作で初めて「スター・ウォーズ」シリーズと本格的に触れたとお聞きしました。

ファイルーズ:そうなんです! 実はこれまで映画をちゃんと視聴したことはなくて…。

武内:でも、ディズニーランドは大好きだもんね。

ファイルーズ:そう、アトラクションの「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンテニュー」が大好きで! 世界観が好きだなと前から思っていました。完成した『アコライト』を全話見た後に、シリーズを順番に追っていけたらと思っています。
あとは、ダース・ベイダーごっこをしたこともあります! 一人が手をかざして、もう一人がジャンプして浮いてる瞬間に写真を撮って…。知らないうちにフォースを使ってました(笑)

武内:本作は前知識がたくさん必要な作品ではないから、敷居が低いところがいいですよね。

諏訪部:「スター・ウォーズ」シリーズを未見のキャストが、事前に過去作すべてを網羅するのは流石に大変ですよね。たくさんありますから、どこから視聴しはじめればいいのか迷ってしまうのでは?

ファイルーズ:そうなんですよ!

諏訪部:私は映画2作品目の『スター・ウォーズ/帝国の逆襲(エピソード5)』からリアルタイムです。新しい作品が出てくるごとにアップデートしてきましたので、入りは万全でした(笑)。『アコライト』は時系列でいくと、映像化作品の中では一番古い時代が舞台なので、新人さんはココからスタートしていただくのがちょうどいいかと。

ファイルーズ:しかも『アコライト』の舞台は、『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の約100年前なんですよね?

諏訪部:そう。ジェダイの黄金期である、ハイ・リパブリックなどと呼ばれる時代です。

ファイルーズ:オーディオコメンタリーみたいな、誰かの副音声付きでみんなでわいわい鑑賞会しても楽しそうです。

――ジェダイ・マスターのソルは、ジェダイとして優秀というだけでなく、仲間にも気を配れるまさに理想の上司という印象があります。諏訪部さんは吹き替えを担当されてみていかがでしたか?

諏訪部:ソルを演じているイ・ジョンジェさんは同世代。ですから、年齢感の部分は特に意識することなく、自然な発声で演じられたように思います。
ソルは誠実ですし、ジェダイとして高い能力も持っていますので、周囲からの信頼も厚い人物。しかし、何やらありそうな雰囲気を序盤から漂わせていますよね。セキュリティ度の高い作品ですから、事前にすべての情報が開示されて吹替収録に臨めるわけではありません。そういう表面に出てこない心の機微をイメージするのには苦労しました。

『スター・ウォーズ:アコライト』日本語吹替版声優

――ヨードは新人から中堅の間のイメージかなと思いますが、武内さんご自身と照らし合わせて共感する部分はあったのでしょうか。

武内:ジェダイ・ナイトという肩書に恥じないよう戦士として完成されていなくては、とヨード自身強く思っているところがあって、そういう部分は他人事とは思えませんでした。
僕は声優を始めて大体10年くらいになるんですけど、ちょうど絶妙なポジションなんですよね。新人といえば新人だけど、10年は経験を積んでいる。そういう葛藤があるので、ヨードの気持ちがなんかわかるなと。
自分自身にイライラしているのに、周りの人にぶつけちゃうところなんか、人間らしくて魅力的だなと思います。ヨードと同じような悩みを持っている方は多いと思うので、共感しながら楽しんでもらえると思います。

――ファイルーズさんはメイとオーシャの二役を演じられていますが、どちらのほうが自分に近いと思いますか?

ファイルーズ:最初の印象はオーシャでした。あっけらかんとしていて、ヨードと話すときの軽いノリなんか、私が武内くんみたいな仲良しの男友達と話すときみたいな…。

武内:違います。

ファイルーズ: 私たちこんな冗談も言っちゃうぐらい仲いいんですよ!(笑)だから、そういう面ではオーシャはやりやすかったですね。ドロイドのピップと接するときも、表情豊かだったりして。
マスター・ソルと話すときは、父娘のような距離感であったりしつつも、敬意を持って接しているんだなっていう。諏訪部さんとは、直近で別作品でも師弟関係の役を演じさせていただいたんです。タイミングにも恵まれたなと思いました。

『スター・ウォーズ:アコライト』日本語吹替版声優

――最後に、本作をどんな方に見てほしいか教えてください。

ファイルーズ:私はまさに「スター・ウォーズ」初心者なんですが、そんな私でもついていけたので、ビギナーの方もぜひ『スター・ウォーズ:アコライト』から見てください。見終わったら『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』を見て、次何見ようかなって調べていくうちに、この世界観にどっぷりハマれること間違いなしです! ぜひ私と一緒に「スター・ウォーズ」の世界にハマっていきましょうね!

諏訪部:これまで「スター・ウォーズ」を通ってこなかった方でも入りやすい、敷居の低い作品だと思います。ぜひここから沼ってください! そして、古参ファンのみなさんには、新鮮な感覚でお楽しみいただける、新たな時代の「スター・ウォーズ」だと思います。思わずニヤリとしてしまうようなシリーズ既存作のオマージュなども盛り込まれていますので、どうぞよろしくお願いします!

武内:本作には幅広い年齢のキャラクターが登場するので、僕自身がヨードに感情移入しやすかったように、自分を投影できるようなキャラクターが見つかると思います。「スター・ウォーズ」の醍醐味の一つに師弟関係があると思うんですが、まさか本作ではあんな結末を迎えるとは……! 最後までぜひ楽しみにしていただけたらなと思います。

『スター・ウォーズ:アコライト』日本語吹替版声優

――ありがとうございました!

『スター・ウォーズ:アコライト』配信情報

『スター・ウォーズ:アコライト』はディズニープラスで独占配信中。毎週水曜日に最新エピソードを配信。

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