隠れ名作がたくさん!オーストラリア発の犯罪系ジャンル海外ドラマ【5選】

ここ数年、オーストラリア映画界は好調だ。クリス・ヘムズワースやマーゴット・ロビーらハリウッドで活躍する人気俳優を輩出しているこの国では、特に『アニマル・キングダム』や『ランタナ』のような犯罪ジャンルが高く評価されているが、映画のみならず、テレビシリーズにおいても骨太でユーモアのあるドラマが数多く展開されている。

『NCIS:シドニー』も始まった今こそ知っておきたい、オーストラリアの名作ドラマをご紹介。

『デッドロック ~女刑事の事件簿~』(2023年)

『デッドロック 〜女刑事の事件簿〜』
タスマニアの穏やかな町デッドロックの海岸線に、ある日死体が流れ着いたことで物語はじまる。この事件を渋々担当することになるのが、ダルシー・コリンズ(ケイト・ボックス)とエディ・レッドクリフ(マドレーヌ・サミ)という、捜査手法がまったく異なる二人の刑事。彼女たちは意見の食い違いで揉めつつも、事件解決に向けてともに捜査を進める。

『デッドロック』はクライムミステリーの中にブラックコメディの要素が織り混ざることで、このリストの中でも異彩を放っている。そのわけは、事件解決という同じ目標を持ちながら、どうしても衝突してしまう二人の刑事のやりとりにあるのかもしれない。オーストラリア人以外には馴染みがないかもしれないが、言葉遣いやユニークな言い回しの中にもオーストラリアの特色が現れている。一癖も二癖もある女性陣のアンサンブルもお見事。

『ミス・フィッシャーの殺人ミステリー』(2012-2015年)

ミス・フィッシャーの殺人ミステリー
1920年代のメルボルンを舞台のこのドラマは、ヨーロッパでの生活を終えて帰国したフライニー・フィッシャー(エシー・デイヴィス)が主人公。事件解決能力に長けた彼女が私立探偵となり、人々を悩ませる不正と闘う物語だ。ゴージャスでウィットに富む彼女は、華奢なピストルを手にジャズクラブの裏通りにも飛び込む。

過去の時代を舞台にしながら、現代風に仕上げられた本作は、ともすれば退屈になりがちな犯罪というジャンルに華やかさとカリスマ性を加え、新鮮なものに感じさせる。また、ケリー・グリーンウッドの歴史ミステリー小説が原作であるために、ストーリー展開にも説得力がある。男社会の時代にさりげなく生きるフェミニストの描写も光っている。

『クリーバー・グリーン:型破りな弁護士』(2010-2018年)


タイトルロールのクリーバー・グリーン(リチャード・ロクスバーグ)は、薬物中毒かつギャンブルの借金があるという自滅的な人間が、シドニーで最高の弁護士のひとりであり、勝ち目のないと言われていた依頼人をも無罪にすることができる。

法廷という視点を通して犯罪を見る本作で扱う事件は、主人公と同じようにとんでもないものばかり。辛口のユーモアと、想像を覆す展開で飽きることなく、イッキ見するのにも適している。特に、主演のリチャードは、破滅的でありながら博識で、仕事ができるというマニアックな役柄を見事に演じている。

『ミスター・インビトウィーン』(2018-2021年)


本作は、残忍な殺し屋という側面と、誰かの父親、恋人、兄弟、友人である側面に悩む主人公レイ(スコット・ライアン)を中心に描くクライムコメディ。

一見、血に飢えた殺人鬼のような設定のキャラクターでありながら、彼の人間的な面を見せるこのドラマは、人間の複雑さを見事に描いている。各話30分程度の中に膨大なストーリーが詰め込まれているが、どのエピソードも急かされることなく完璧なテンポで非常にうまく作られている。さらに、アクションシーンを最大限に美しく見せるカメラワークも活きている。

『ミスター・インビトウィーン』はDisney+(ディズニープラス)で配信中

『ウェントワース女子刑務所』(2013-2021年)

ウェントワース女子刑務所
その名の通り、ウェントワース女子刑務所を舞台にしたこの物語は、夫からDVを受けて、その夫への殺人未遂容疑で刑務所に入ったビー・スミス(ダニエル・コーマック)を中心に、刑務所生活の苦難を乗り越えていく受刑者と職員の生活を描いている。

オーストラリア版『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』とも形容される本作は、現在ではオーストラリアのテレビドラマを代表する存在。しかし、スリリングかつバイオレンスで骨太なこのドラマは、刑務所生活を甘く見るきらいがあったり、ユーモアを盛り込んだりしている『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』とは一風異なる。一方で、他の刑務所ドラマと同様に、施設内で築かれる豊かで複雑な絆も見どころのひとつとなっている。

参照元:米Collider

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Photo:『デッドロック 〜女刑事の事件簿〜』©Amazon Studios/『ミス・フィッシャーの殺人ミステリー』© Every Cloud Productions & All3Media International 2011/『ウェントワース女子刑務所』(C) 2012 Fremantle Media Australia Pty Ltd, Foxtel and Screen Australia