4月1日（月）から4月7日（日）までの間に配信・放送がスタートする最新の海外ドラマをご紹介！ 今週は、コリン・ファレル、アンドリュー・スコットが主演する『シュガー』『リプリー』という犯罪ドラマが登場。そのほかには、日米スター共演の『TOKYO VICE』シーズン2や、英国ミステリーの『名探偵ポワロ』『テンペスト教授の犯罪分析ノート』も放送される。
Apple TV+配信予定
『マネー ～彼女が手に入れたもの～』シーズン2
4月3日（水）配信スタート。
『サタデー・ナイト・ライブ』で活躍するコメディアンのマーヤ・ルドルフ（『フォーエバー ～人生の意味～』）主演・製作のコメディ。
シーズン2の設定は、マヤ演じるセレブな主人公モリーが、ハイテク業界の億万長者ジョンと離婚してから1年後。離婚によって世界で3番目にリッチな女性になったモリーは、チャリティ活動に専念する中で、新しい男性との交際を望むが…。
『シュガー』
4月5日（金）配信スタート。
DC映画『THE BATMAN－ザ・バットマン－』のスピンオフドラマ、ペンギンを主人公にした新作も待機しているコリン・ファレルが探偵を演じる。共演は、エイミー・ライアン（『マーダーズ・イン・ビルディング』）、デニス・ボウトシカリス（『ベター・コール・ソウル』）、ジェームズ・クロムウェル（『シックス・フィート・アンダー』）、シドニー・チャンドラー（『セックス・ピストルズ』）など。
ハリウッドの伝説的プロデューサー、ジョナサン・シーゲルの最愛の孫娘オリビアが行方不明になり、私立探偵ジョン・シュガーが捜索を依頼される。シュガーは彼女に何が起こったのかを突き止めようとするが、同時にシーゲル家の秘密も掘り起こすことになり…。
Netflix配信予定
『リプリー』
4月4日（木）配信スタート。
いくつもの作品が映像化されてきたパトリシア・ハイスミスの有名な小説をもとにしたリミテッドシリーズ。『シンドラーのリスト』でアカデミー賞脚色賞を受賞したスティーヴン・ザイリアンが監督・脚色・製作総指揮を務める。
これまでアラン・ドロンやマット・デイモンが演じてきた詐欺師のトム・リプリーを演じるのは、『SHERLOCK／シャーロック』のモリアーティ役でブレイクしたアンドリュー・スコット。共演者のジョン・マルコヴィッチも2002年公開の映画『リプリーズ・ゲーム』で同役を演じており、今回新旧リプリーの共演が実現した。そのほかには『エイリアニスト』のダコタ・ファニング、『恋愛後遺症』のジョニー・フリンなども出演。
1960年代のニューヨーク。リプリーと名乗る男は、とある男に雇われたことで面倒な事態に巻き込まれていく…。
『クルックス』
4月4日（木）配信スタート。
ドイツ発のクライムアクション。価値ある秘宝の金貨をめぐりヨーロッパの犯罪組織が対立。足を洗った元金庫破りが再び裏社会に引きずり込まれ、やむなく子悪党と手を組んで最後の大仕事に挑むことに。
『フロイト －若き天才と殺人鬼－』のマーヴィン・クレンが監督、脚本、製作総指揮を担当。同作にも出演していたクリストフ・クルツラーや『4ブロックス』でクレンと組んだことのあるフレデリック・ラウなどのクレン作品常連が多数出演している。
BS11放送予定
『名探偵ポワロ』
アガサ・クリスティーが生んだ有名な探偵、エルキュール・ポワロの活躍を描く人気の英国ミステリー。四半世紀にわたって続き、クリスティーが書いたポワロの長編をすべて映像化。ポワロ役を演じるデヴィッド・スーシェは原作を熟読して歩き方や表情、仕草、言葉遣いもしっかりと作り込んでおり、これぞ正統派のポワロと言われる。
そんなデヴィッドが演じるポワロはもちろん、彼の相棒であるヘイスティングス、有能な秘書のミス・レモン、ともに仕事をすることが多いジャップ警部といった周りのキャラクターも必見。また、毎回豪華ゲストが登場している点も見逃せない。
ある朝、ヘイスティングスは新聞に掲載された事件の数々をポワロに読んで聞かせるが、どれもポワロの興味を引かない。そんな時、新しい依頼人としてトッド夫人が訪ねてきて、突然いなくなったコックのイライザを探してほしいと相談される。当初ポワロは乗り気ではなかったものの、結局依頼を引き受けることに。そして調べていくと、事件は思わぬ展開を見せてゆき…。
アクションチャンネル放送予定
『JUSTIFIED 俺の正義～連邦保安官レイラン・ギヴンズの犯罪捜査』シーズン1
クエンティン・タランティーノ監督の映画『ジャッキー・ブラウン』など様々な映画、ドラマのもとになったことで知られる犯罪小説の巨匠エルモア・レナード。彼の短編小説「Fire in the Hole」をドラマ化した骨太の刑事アクションが日本初放送。4月下旬より二ヵ国語版が放送されるのに先駆けて、字幕版のシーズン1が先行放送となる。
連邦保安官レイラン・ギヴンズ（演じるのは『ダイ・ハード4.0』のティモシー・オリファント）が、ケンタッキー州の田舎町にはびこる数々の犯罪に立ち向かう姿を描く。米FXで2010年から2015年まで6シーズンにわたって放送され、エミー賞で助演女優賞などを受賞。2023年には続編『JUSTIFIED 俺の正義：クライムシティ デトロイト』が制作された。
マイアミで連邦保安官補をしていたレイラン・ギヴンズは、麻薬カルテルの殺し屋を射殺。正当防衛だったが、故郷ケンタッキー州の田舎町に左遷されることに。レイランは故郷でも正義を貫き、犯罪者を次々と検挙していくが、別れた元妻や悪に手を染めた旧友、年老いた父親といった問題を抱える。拳銃での撃ち合いや格闘アクション、正義感と人情が描かれる、現代風の西部劇とも言える骨太刑事ドラマ。
WOWOW放送予定
『TOKYO VICE』シーズン2
WOWOWとMax（旧HBO Max）の日米共同制作ドラマのシーズン2が日本初上陸。1990年代の東京アンダーグラウンドを舞台に、リアルで凶暴な大都会の裏の姿を描き出す。
『ウエスト・サイド・ストーリー』のアンセル・エルゴートをはじめ、渡辺謙、菊地凛子、笠松将などが引き続き出演。シーズン2から新たに窪塚洋介、真矢ミキが加わる。
シーズン1は登場人物それぞれがショッキングな展開を迎えて幕を閉じたが、シーズン2では主人公ジェイクが東京の裏社会により深く入り込み、彼自身や身近な人の命に危機が迫る…。
明調新聞のアメリカ人記者ジェイクは、クラブホステスのポリーナが殺害された事件の裏にヤクザの戸澤が関与しているとにらみ、刑事の片桐と組んで調べを進める。サマンサは自分のクラブを開店するが、千原会からの干渉に悩む。一方、腹を刺された千原会の佐藤は無理やり退院し、彼を刺した若いヤクザは戸澤組に接触。ヤクザの世界で何かが動き始めた…。
ミステリーチャンネル放送予定
『テンペスト教授の犯罪分析ノート』シーズン3
神経質で偏屈な犯罪学者が、犯罪に関する専門知識で元教え子の刑事とともに事件を解決する人気英国ミステリー。今シーズン、刑務所に収監されたテンペスト教授は、キャリアの危機に瀕して重大な決断を迫られる…！
ケンブリッジ大学法科学犯罪学部のジャスパー・テンペスト教授は、常にゴム手袋をつけている上に、アルコール消毒は当たり前、一切の埃も許さない潔癖症で、人を寄せつけない独特の雰囲気を持つが、犯人の心理を見抜く鋭い洞察力を持っている天才的な犯罪のスペシャリスト。そんな彼も実は幼い頃に受けたトラウマが原因で強迫神経症を患っていた。ある日、テンペスト教授は、元教え子であり、現在は現役刑事であるリサの強引な依頼を受けて捜査協力をすることになり…。
ケーン・デ・ボーウ（『ラスト・タイクーン』）主演で2015年から3シーズン続いたベルギーの人気シリーズを、舞台を同国のアントワープからイギリスのケンブリッジに置き換えてリメイク。主人公のテンペスト教授を演じるのは、『ミステリー in パラダイス』で初代主人公を演じたベン・ミラー。
驚きの展開で終わったシーズン2から続くシーズン3は、2024年3月27日から本国イギリスで放送開始となったばかり。同シーズン放送開始前からすでにシーズン4への更新が決まっている。
警察署で発砲して逮捕されたジャスパーは黙秘を続け、再び勾留されてしまう。その頃、自動車部品販売店のオーナーが撲殺される。現場で目撃された男性は、その店が販売する部品が原因で妻が重傷を負ったと主張。部品を仕入れた自動車販売店にリサたちが聞き込みに行くと、そこは元ミドル級王者のアダムとその弟が営む店だった。状況・物的証拠からアダムを逮捕するが、納得がいかないリサはジャスパーに捜査ファイルを渡す。
NHK放送予定
『ハードボール ～マイキーは転校生～』
オーストラリア発のスポーツドラマ。同国の人気球技であるハンドボールを通して、人種や背景が様々な子どもたちが反発し合いながらも違いを越えて、互いに理解を深めていく。
マイキーは、ラグビー選手である父親のチーム移籍に伴い、ニュージーランドからオーストラリアへ引っ越すことに。新しい学校でマイキーはクラスメイトのジェリーから、学校になじむためには、同国の人気球技であるハンドボールを覚えるしかないと知らされる。勉強でもハンドボールでもトップに君臨するのは、クラスのボスであるティファニーで、彼女と互角に戦えそうなのはサルワという生徒だった。身体が大きくてパワーもあるマイキーは、ジェリーやサルワとチームを組み、ハードな練習もこなしながら、ハンドボールのナンバー1を目指す！
『ドライブ in ウクライナ 彼女は「告白」を乗せて走る』
4月7日（日）NHK総合にて放送スタート。
2022年2月に始まったロシアによるウクライナへの軍事侵攻後の世界を描いた、ウクライナ発のヒューマンドラマ。
ウクライナ東部出身の心理学者リディアは侵攻開始後、運転ボランティアとして様々な乗客を目的地へと運んでいる。その道中でそれぞれがリディアに吐露する人生の「告白」が、彼らの回想シーンやリディア自身のストーリーを盛り込む形で綴られていく。
侵攻から2年を迎えた今年2月にNHK BSで放送された作品が、NHK総合に登場。全10回のうち、制作が終了している第1回～第5回を放送。主人公のリディアを演じるのはウクライナの実力派俳優アナスタシア・カルペンコ。
ロシアの軍事侵攻以来、リディアはSNSで発信している。心理学者として、困難との向き合い方を話し、また車での送迎を希望する人を募っているのだ。妹とケンカ別れをした女性オリガ、リディアの夫の愛人であるインガ、国外へ出ようとするフランス人夫妻といった乗客たちは、その道すがらにリディアに心情を語る。リディア自身も、不誠実な夫のドミトロ（愛称ディマ）と離婚したいが応じてもらえない上、10年前に騒乱のさなかに起きたバスの爆撃事故で亡くした妹のことを忘れられないという問題を抱えている。彼女の車には妹が物語を朗読したCDが残されており、その声に導かれるかのように、リディアと乗客たちの旅は続いていく。
（海外ドラマNAVI）
Photo:『シュガー』© Apple TV+／Netflixオリジナルシリーズ『リプリー』4月4日（木）より配信開始 『TOKYO VICE Season2』／『名探偵ポワロ』© ITV Studios Limited 1989／『JUSTIFIED 俺の正義～連邦保安官レイラン・ギヴンズの犯罪捜査』© 2010 Sony Pictures Television Inc. and Bluebush Productions, LLC. All Rights Reserved.／『テンペスト教授の犯罪分析ノート』© EAGLE EYE DRAMA LTD 2023／『ハードボール ～マイキーは転校生～』© 2018 Northern Pictures, Australian Broadcasting Corporation, Create NSW and Screen Australia／『ドライブ in ウクライナ 彼女は「告白」を乗せて走る』© Starlight Media/Gaumont/Roman Lisovsky
