英ITVにて1989年から2013年まで放送された、ベルギー人の名探偵エルキュール・ポワロが数々の事件を解き明かす大人気ミステリ―ドラマ『名探偵ポワロ』。主演のデヴィッド・スーシェが高い評価を受けた一方、現在ドラマや映画で活躍する人たちがゲスト出演していたのはご存知だろうか? のちに出世した、あるいはさらに知名度を高めた人々を2回に分けてご紹介しよう。
■マイケル・ファスベンダー(シーズン10第3話「葬儀を終えて」)
『それでも夜は明ける』と『スティーブ・ジョブス』(2015)で2度アカデミー賞にノミネートされたマイケル。2005年に放送された本作では、亡き大富豪リチャード・アバネシーの息子ジョージを演じていた。
■デヴィッド・モリッシー(シーズン12第4話「オリエント急行の殺人」)
2012年から『ウォーキング・デッド』で総督に扮したデヴィッドは、その2年前に本作でオリエント急行の乗客の一人、ジョン・アーバスノット大佐を演じていた。
■ジェシカ・チャステイン(シーズン12第4話「オリエント急行の殺人」)
2011年の『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』と2012年の『ゼロ・ダーク・サーティ』で2年続けてアカデミー賞にノミネートされたジェシカ。本作では元家庭教師のメアリー・デベナムを演じていた。
■ヒュー・ボネヴィル(シーズン12第4話「オリエント急行の殺人」)
『ダウントン・アビー』のグランサム伯爵役や『パディントン』シリーズのブラウンさんのような、いいお父さんキャラで知られるヒュー。『ダウントン・アビー』開始と同時期に放送された本作では、アメリカ人の富豪ラチェットの執事エドワード・マスターマンを演じていた。
■マーク・ゲイティス(シーズン11第4話「死との約束」)
『SHERLOCK/シャーロック』のマイクロフト・ホームズ役でおなじみのマークは、本作では考古学者ボイルトン卿の連れ子レイモンドを演じていた。また、脚本家でもある彼は『名探偵ポワロ』の他のエピソード、「鳩のなかの猫」(シーズン11第2話)と「ハロウィーン・パーティー」(シーズン12第3話)と「ビッグ・フォー」(シーズン13第2話)の3話で脚色を担当している。
■ラッセル・トヴェイ(シーズン8第2話「白昼の悪魔」)
『クワンティコ』のハリー・ドイル役や『SHERLOCK/シャーロック』のヘンリー・ナイト役で知られるラッセル。2001年の本作では、ポワロと同じホテルに滞在しているマーシャル一家の息子ライオネルを演じていた。
■エリオット・グールド(シーズン10第1話「青列車の秘密」)
『M★A★S★H マッシュ』のトラッパー・ジョン・マッキンタイア役や『フレンズ』のロスとモニカの父ジャック役、『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』のエズラ・ゴールドマン役などで知られるエリオット。2005年の本作では、アメリカ人の石油王ルーファスを演じていた。
■ジェームズ・ダーシー(シーズン10第1話「青列車の秘密」)
『エージェント・カーター』でエドウィン・ジャーヴィス、『ダンケルク』でウィナント大佐に扮していたジェームズ。本作では、エリオット・グールド演じるアメリカ人の石油王ルーファスの娘婿、デレックを演じていた。
■クリストファー・エクルストン(シーズン4第3話「愛国殺人」)
『LEFTOVERS/残された世界』のマット・ジェイミソン役や『ドクター・フー』の9代目ドクターで知られるクリストファー。1992年の本作では、自殺したとされた歯科医の秘書グラディスの恋人であるフランク・カーターを演じていた。
■ピーター・カパルディ(シーズン3第4話「スズメバチの巣」)
『ドクター・フー』の12代目ドクターであり『官僚天国!~今日もツジツマ合わせマス~』ではマルコム・タッカーを演じていたピーター。1991年の本作では、ポワロの友人ジョン・ハリソンの婚約者モリーの元恋人クロードを演じていた。
■ショーン・パートウィー(シーズン1第9話「クラブのキング」&シーズン13第3話「死者のあやまち」)
『GOTHAM/ゴッサム』のアルフレッド役や『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』のレストレード役でおなじみのショーンは、『名探偵ポワロ』で複数の役を経験した一人。一つは、殺人が起きた家の近所に住むオグランダー家の息子ロニーを演じた1989年の「クラブのキング」。もう一つは、殺人推理ゲームを催したナス屋敷の主ジョージ卿を演じた2013年の「死者のあやまち」。
■トム・エリス(シーズン13第3話「死者のあやまち」)
『LUCIFER/ルシファー』でタイトルロールを演じているトム。2013年の本作では、ブランド刑事を演じていた。
(海外ドラマNAVI)
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