神経質で偏屈な犯罪学者が犯罪に関する専門知識で事件を解決する、英ITVの人気ミステリー『テンペスト教授の犯罪分析ノート』が、シーズン3の放送前にシーズン4への更新が決まった。米Variteyなど複数のメディアが報じている。
「何シーズンも続くことを祈っているよ」
ケンブリッジ大学法科学犯罪学部のジャスパー・テンペスト教授は、常にゴム手袋をつけている上に、アルコール消毒は当たり前、一切の埃も許さない潔癖症で、人を寄せ付けない独特の雰囲気を持つが、犯人の心理を見抜く鋭い洞察力を持っている天才的な犯罪のスペシャリスト。そんな彼も実は幼い頃に受けたトラウマが原因で強迫神経症を患っていた。ある日、テンペスト教授は、元教え子であり、現在は現役刑事であるリサの強引な依頼を受けて、捜査協力をすることになり…。
ベルギーの人気ドラマを、舞台を英国ケンブリッジに移してリメイク。このイギリス版のほか、ドイツ版やフランス版も誕生している。『名探偵モンク』のエイドリアン・モンクを彷彿とさせる主人公テンペスト教授を演じるのは、英国ミステリー『ミステリー in パラダイス』で似たような主人公リチャード・プールに扮していたベン・ミラー。
2021年に始まった『テンペスト教授の犯罪分析ノート』は、元のベルギー版と同じく世界で受け入れられ、120近い国と地域で販売された。シーズン3は本国イギリスで2024年に放送予定。そしてシーズン4は、シーズン3の最後から半年後から始まるという。
主演のベンは更新を受けて以下のように述べている。「ケンブリッジの美しい風景を背景に、入り組んだ犯罪と魅惑的なキャラクターたちが組み合わさった『テンペスト教授の犯罪分析ノート』のような作品はほかにない。教授その人が不可解な人だしね。これからも何シーズンも続くことを祈っているよ!」
(海外ドラマNAVI)
参考元:米Varitey、英Radio Times
Photo:『テンペスト教授の犯罪分析ノート』© Eagle Eye Drama / TIM DIRVEN