Amazonの人気ファンタジードラマ『グッド・オーメンズ』で悪魔クロウリーを演じたデヴィッド・テナントが、あのキャストとのキスシーンについて振り返っている。(※本記事には『グッド・オーメンズ』シーズン2のネタバレが含まれます)
『グッド・オーメンズ』シーズン2のあのシーンについて…
ロンドンが舞台となるシーズン2最終話「エヴリデイ」では、6,000年以上の付き合いがあり、お互いに特別な思いを抱いているクロウリーと天使アジラフェルのキスシーンが描かれた。視聴者の間で大きな話題となった該当のシーンについて、英The Guardianのインタビューで質問されたデヴィッドが回答している。
「誰が一番楽しんだかって? おそらく、マイケルはドキドキしたんじゃないかな。彼が興奮しないはずはないよ。とはいっても、それも撮影のありきたりな一日にすぎないからね。一番やりづらかったのは、周りの人の気まずさだったかな。僕たちは、その気まずさを楽しめたと思うし、問題はなかったよ。彼は歯を磨いていたしね」と、ユーモアを効かせながらコメントした。仕事だけでなく、プライベートでも非常に仲が良いからか、デヴィッドとマイケルはキスシーンの撮影を楽しんだようだ。
そんな二人は、コロナ禍で延期になった舞台劇をオンラインでリハーサルすることになった俳優たちの奮闘を描く疑似ドキュメンタリードラマ『ステージド 俺たちの舞台』に、本人役で主演して共同製作総指揮も務めている。
このシリーズは、デヴィッドとマイケルの日常生活にインスパイアされているが、インタビュアーが、「『ステージド』の次シーズンでマイケルと最高の議論を繰り広げるためだけに、爵位を受け入れるつもりはありますか?」との問いに、デヴィッドが、「彼がOBE(大英帝国勲章)を返上したから、そう訊いているの?」と質問で聞き返した。マイケルは、2009年に受勲したOBE(大英帝国勲章)を、2020年に王室に返上している。
この話題についてデヴィッドは、「『ステージド』で語られることは、全て実生活に基づいているという事実が前提だからね。僕たちは自宅にいて、人生を共にする人たちと正反対の行動を取るんだ。でも、『ステージド』の現実はその程度だからね」と答え、次シーズンを製作するのか、シーズン4へ更新されるなら、マイケルのOBE返上をネタにするかどうかには触れなかった。
『グッド・オーメンズ』シーズン1~2はAmazon Prime Video、『ステージド 俺たちの舞台』シーズン1~3はスターチャンネルEXにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グッド・オーメンズ』Amazon Studios
『ステージド 俺たちの舞台』© Staged Films Limited MMXX