『NCIS』マクギー、トニーとの再会に歓喜!新スピンオフ出演の可能性にも言及

米CBSの人気ロングラン犯罪捜査ドラマ『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』のティモシー・マクギー役でお馴染みのショーン・マーレイが、アンソニー・“トニー”・ディノッゾを演じたマイケル・ウェザリーとの再会と新作スピンオフについて語った。米TV Insiderが報じている。

(以下、シーズン21の内容について触れています)

マイケルとのシーンは楽しい!

昨年、20シーズンにわたってドナルド・“ダッキー”・マラードを演じてきたデヴィッド・マッカラムが90歳で亡くなり、オリジナルメンバーがまた一人去ったことでファンは落胆していた。だがトニー役のマイケル・ウェザリーが、ダッキー追悼エピソードとなったシーズン21の第2話「The Stories We Leave Behind(原題)」でゲスト出演し皆を驚かせた。

このサプライズは、最低限の関係者にのみ知らされていたが、トニーと親しい友人だったマクギーやジミー(演じるブライアン・ディーツェンは同エピソードの脚本も担当)とは再会することができた。

トニーのサプライズ出演について、事前に知らされていたというショーンは、「楽しかったよ。マイケルと僕とブライアン、他にも数人だけがこの企画を知っていた。いいサプライズにしたかったからね。本当によくできたエピソードだったけど、20年間デヴィッドと仕事をしてきただけに、現実での別れと作中での別れが入り混じったような、乗り切るのが大変なエピソードだったよ」と撮影当時の心境を明かす。

続けて、「でも、ダッキーというキャラクターにいい賛辞を贈ることができたと思うし、デヴィッドもきっと満足してくれたと思う。デヴィッドが演じた素晴らしいシーンをたくさん見ることができたし、良かったよ。そして、あのエンディングは、昔の『NCIS』にぴったりな、ちょうどいい明るさだったと思う。タッチがちょうどよかったんだ」と、同エピソードの暗すぎないトーンを評価。

そして「トニーがやってきて、ジミーに蝶ネクタイを渡すシーンは本当にスペシャルだと感じたよ。トニーとジミーの関係もずっと好きだった。トニーはいつも彼のことを“解剖グレムリン”と呼んでいてね。トニーがあだ名をつけるときはいつでも、愛があるんだ」と二人の関係性を表すシーンに言及。

「でも実際、あのラストシーンは何バージョンも撮影をやったんだ。主な部分は決まっていたんだけど、マイケルと僕が最後のほうでエレベーターに乗り込むシーンでは、毎回違うことを話していたんだ。マイケルと僕は、昔からアドリブを入れるのが好きなんだよ。マイケルはそういうことにとても熱心なんだ。私は彼のことをよく知っている。僕らは即興もできるし、やっていて楽しいんだ。僕にとっては二刀流みたいなものだった。乗り切るのが大変でもあり、特別でもあるエピソードだったからね。そして最後にマイケルと一緒にあの瞬間を迎えられたのは、締めくくりとして完璧だったよ」と久しぶりの登場となったマイケルの出演を喜んだ。

また、マクギーとトニーの関係について問われると、「二人の関係は成長した。マイケルと僕はそれを意識して、努力したんだ。シーズン1に出演したとき、早い段階でペアを組んだんだけど、彼が台本を完全に無視して、『ボールズ・ボールズ』(1980)のワイルドなビル・マーレイのモノマネをしたのを覚えている。このシーンは撮影されていて、そのまま“次のシーン”って言われたんだ。マイケルは、“たぶんクビになった。今ので俺はクビだな”って僕に言ってきたよ。実際の台本には何も書かれていなかったから。その後スタッフから、皆があの演技をとても気に入ったから、もっとやってほしいとコメントをもらったんだ。ちょっと楽しかったよ。マイケルと僕がやったことすべてが台本になかったように聞こえるかもしれないけど、もちろんそんなことはない。でも台本に沿ったり、外れたりして演じてとても楽しかったよ」と思い出を語った。

また、トニーとジヴァのスピンオフへの出演に関しては、「可能性は高いね! このフランチャイズではそういうことはあるから。みんな家族だしね。どうなるか期待して待っててほしい」と答えている。

『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』シーズン1~20は、Huluにて配信中。シーズン17~20は、U-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:Instagram(@ncisverse)