米NBCの人気医療ドラマ『シカゴ・メッド』のシーズン8でレギュラーから降板したイーサン・チョイ役のブライアン・ティーが、本国アメリカで今年1月から放送されているシーズン9に復帰することが分かった。米Deadlineが報じている。
「究極のホームアドバンテージ」を生かして
とはいえ今回、ブライアンが戻ってくるのは俳優としてではなく監督として。今月末に撮影されるシーズン9第11話でメガホンを取る。ブライアンが同作の監督を務めるのはこれが2度目で、1度目はシーズン8第17話「革新」だった。今回担当するエピソードのストーリーや放送日などの詳細は伏せられている。
監督としてとはいえ、馴染みの現場に戻ってくるブライアンは、意気込みを以下のように語っている。「俳優としての道のりは夢へと向かっていく上り坂で、私は幸運にもいくつかの山を越えることができました。でも、どんなに遠くへ行ったとしても、故郷に戻り、自分の家の裏庭で地に足を着けた気分になれるのは、とても特別なものです。『シカゴ・メッド』では最高で最愛の人たちに出会えましたし、また戻ってみんなに会えるなんて胸がいっぱいになります。この業界では、数々の作品の話が来たり、無くなったりするものですが、そこで築いた人間関係は続いていくものなんです。(シリーズの生みの親であるディック・)ウルフ、NBC、そしてもちろん『シカゴ・メッド』とは素晴らしい関係を築くことができました」
そして、自身の監督スタイルについては、こう述べた。「私は“引退した選手”ですから、究極のホームアドバンテージがあるんですよ…。チームのことも道具のこともプレーブックも知っていますからね」
残念ながら役者としてシリーズに復帰する予定は今のところないようだが、長い時間を過ごした“故郷”に戻るのは楽しみで仕方ないようだ。「長い間、(『シカゴ・メッド』は私の家でした。ずっと長い間…。私がいなくてみんな寂しかったと思います。いや…むしろ私が寂しかったかも。彼らがどんなことをしようとも、私を追い出せないんです」とジョークを交えて語っている。
ブライアンは最近では、Amazonのリミテッドシリーズ『エクスパッツ ~異国でのリアルな日常~』でニコール・キッドマン(『アクアマン』シリーズ)やサラユ・ブルー(『好きだった君へ』シリーズ)と共演したほか、新レギュラーとして『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』シーズン3への準備を進めている。さらにプロデューサーとしてアンソロジーシリーズ『The Scapegoat(原題)』も手掛ける。この作品のシーズン1は『Tokyo Rose(原題)』というタイトルで、マイク・ウィーダールが2020年に発表した書籍「Iva, The True Story of Tokyo Rose(原題)」をもとに、第二次世界大戦中にプロパガンダ放送を行ったアナウンサー、“東京ローズ”として反逆罪で刑務所送りにされたアイバ・戸栗の物語を描く。
『シカゴ・メッド』シーズン1~8はHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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