『ユーフォリア/EUPHORIA』に出演するニカ・キングが、同作のシーズン3が延期したため家賃を払えない状況が半年間続いていると話したとDeadlineが伝えている。
「ゼンデイヤ、あなたが必要」
2019年に封切られたサム・レヴィンソンがクリエイターを務める米HBOの衝撃作『ユーフォリア/EUPHORIA』。シーズン3の製作に遅れが生じており延期が長引いているが、その影響がキャストを苦しめているようだ。
半年間家賃を払えていないという状況を告白したのはゼンデイヤ演じる主人公ルー・ベネットの母親役を演じるニカ・キング。スタンダップコメディアンとしても活動する彼女は、出演作について自身のステージ上で言及した動画を自身のTikTokに投稿。
「シーズン3について聞くのはもうやめて」「シーズン3が製作中…そんなの知ったこっちゃない。私に聞かないで。知らないの」と話し「よくある話。みんな“シーズン3が必要だ”って感じだけど。私こそシーズン3が必要なの。6カ月間も家賃を払ってないんだから」と告白。
@iamnikaking Pkease stop asking me about s3 #euphoria #hbo #zendaya #ruemamawildin ♬ original sound - iamnikaking
『デューン 砂の惑星PART2』のプロモーションで世界を飛び回り、パリのファッションウィークにも参加していた娘役ゼンデイヤについても「帰ってきなさいよ。私はあんたが必要なんだから。ママが必要としてるのよ」と冗談を放ち、笑う観客には「みんな笑ってるけど、私は真剣なんだからね」と伝えていた。
また、「『ユーフォリア』以降、他の役はなにもオファーをもらえていない。『ユーフォリア』に出たから私のキャリアは安泰かと思ったけど、そんなことは全くないの」と続けている。
シーズン3に遅れが生じている理由には、ハリウッドで起きたストライキに加えてHBOのドラマ『THE IDOL/ジ・アイドル』にレヴィンソンが参加していたことも挙げられている。ストライキ終了後、脚本作業は進められているが、撮影開始日についてはなにも正式な発表はない。
出演者のひとりコールマン・ドミンゴは遅れが続いている状況についてレヴィンソンの製作スタイルが理由ではないかとの見解をシェア。「サムは書いては書き直してを繰り返す人。大切なことと格闘しているんだと思う」「彼は世界の悪事にすぐに反応する。私がひとつ言えるのは、彼は私たちが今誰なのかという実存的な問題にとても興味を持っているということ。私たちの魂。それこそが、彼がシーズン3で理解したいこと」と、GQのインタビューで説明していた。
ニカは笑いを誘うために、話を大きくした可能性もなくはないが、もし発言した通りの状況なのであれば、苦しい生活が続いているに違いない。ファン以上にキャストの方が、現実的に一刻も早い撮影開始を必要としているようだ。
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