懐かしの名作ドラマ『奥様は魔女』を新たにリブートする企画が立ち上がり、Amazonの異色スーパーヒーロードラマ『ザ・ボーイズ』などに携わった精鋭がクリエイターを務めることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
スーパーパワーの次は魔法
1964年から1972年にかけて米ABCにて放送された『奥様は魔女』は、魔女のサマンサと広告代理店に勤める夫ダーリンが繰り広げるドタバタ結婚生活が、コミカルに描かれる。オリジナル版は一話30分枠だったが、リブート版は一話1時間枠になるという。
この復活シリーズで脚本・クリエイターを務めるのは、『ザ・ボーイズ』とそのスピンオフ『ジェン・ブイ』、DCドラマ『THE FLASH/フラッシュ』などの人気作品で脚本・製作を務めたジュダリナ・ネイラ。ネイラは、『奥様は魔女』のリブート版についてソニー・テレビジョンと話し合いを行い、最終的に包括契約を結ぶに至ったとのこと。ネイラは、『それいけ!ゴールドバーグ家』『フォー・ライフ』で指揮を執ったダグ・ロビンソン、ローレン・モファットとともに製作総指揮も兼任する。
『ザ・ボーイズ』と『ジェン・ブイ』でソニー・テレビジョンとタッグ済みのネイラは、リブート版『奥様は魔女』について、「ここ数年、ソニー・テレビジョンのチームと一緒にひねくれた物語を伝えることができて本当に楽しかったです。フックの効いたキャラクターを前面に押し出した、噛めば噛むほど楽しくなるような1時間枠の番組の脚本とプロデュースを新たに手掛けられることにワクワクしています」と意気込みを語った。
『奥様は魔女』は1972年の放送終了後、1977年よりサマンサの娘を主人公にしたスピンオフドラマ『タバサ』が同じくABCにて放送されたが、1シーズンで打ち切りに。その後も2011~2012年のシーズンに米CBSがリバイバルを試み、2014年には米NBCがパイロットを製作したがシリーズ化には至らず、2018年にはABCもリブートに失敗している。
ドラマ版の復活は成功しなかったが、2005年にはニコール・キッドマン(『ビッグ・リトル・ライズ』)とウィル・フェレル(『俺たちニュースキャスター』)主演、ノーラ・エフロン(『めぐり逢えたら』)監督・脚本の映画版『奥さまは魔女』が公開されて好評を博した。
リブート版ドラマ『奥様は魔女』に出演するキャストの発表を待ちたい。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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