撮影中に亡くなった『ブルックリン・ナイン-ナイン』アンドレ・ブラウアー、新作ドラマの後任が決定

人気の警察コメディドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』でレイモンド・ホルト署長を演じ、2023年12月11日に61歳で急逝したアンドレ・ブラウアーが出演中だった新作ドラマ『The Residence(原題)』の後任が決定した。

アンドレと縁のある人が後を継ぐことに

『グレイズ・アナトミー』など数々のヒット作を生み出したションダ・ライムズ率いる制作会社Shondalandが手掛けるNetflixドラマ『The Residence』は、ホワイトハウスで起きた殺人事件の犯人を捜すというミステリー。

全8話となるシリーズは、昨年5月に4話分の撮影を終えた時点で全米脚本家組合のストライキが始まったため、制作が中断されていた。2024年1月2日に再始動の予定だったが、アンドレの訃報を受けて撮影再開が延期に。アンドレは、ホワイトハウスでチーフ案内人を務めるA・B・ウィンター役として出演していた。

米Deadlineによると、アンドレの後任として同役を引き継ぐことになったのは、『ブレイキング・バッド』のガス・フリング役で名を馳せ、前日譚ドラマ『ベター・コール・ソウル』にも登場したジャンカルロ・エスポジート。ここ最近では、『スター・ウォーズ』のスピンオフドラマ『マンダロリアン』やNetflixの強盗ドラマ『カレイドスコープ』などでカリスマ的な存在感を発揮していた。

すでに撮り終えていたアンドレのシーンは、新たにジャンカルロの出演で再撮影を行うという。なお、アンドレからジャンカルロへの役のバトンタッチは不思議な縁があり、これが2度目となる。ジャンカルロは、アンドレがフランク・ペンブルトン刑事を演じた『ホミサイド/殺人捜査課』をシーズン6で降板した後、入れ替わる形でシーズン7よりマイク・ジャデーロ捜査官で参加したからだ。また、2000年に制作された映画版『ホミサイド/ザ・ムービー』でアンドレとジャンカルロはペンブルトン、ジャデーロ役で共演していた。

ジャンカルロは、アンドレの後任として『The Residence』に出演することについて、「私が慕い尊敬し、大切に思っていたアンドレ・ブラウアーのために、Shondalandの『The Residence』に参加できるなんて、これ以上誇りに思える光栄なことはありません。この素晴らしいチームとともに彼に敬意を表し、創作する機会を与えられたことは、彼を心から慕っていた私たち全員を通じて、彼のレガシーの深さと幅を広げていくことになるでしょう」と述べ、アンドレを追悼した。

アンドレの代役として出演するジャンカルロのほか、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のウゾ・アドゥーバがコーデリナ・カップ役で主演。さらに、『ベター・コール・ソウル』のアンドリュー・フリードマンが国立公園警察局長アーブ・サミュエルソン役、『FBI:Most Wanted~指名手配特捜班~』のジュリアン・マクマホンがオーストラリアの首相スティーヴン・ルース役で出演する。

『ブルックリン・ナイン-ナイン』全8シーズンはNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

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