突然の訃報が飛び込んできた、『ブルックリン・ナイン-ナイン』のアンドレ・ブラウアー。ストライキによる制作中断の影響で、彼の新作は撮影途中だったという。
アンドレの最後の演技は遺るのか?
米Deadlineほか複数のメディアが報じたアンドレの訃報。8シーズン続いたコメディドラマ『ブルックリン・ナイン-ナイン』のレイモンド・ホルト署長役で知られ、最近では映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』にも出演していた彼は、ションダ・ライムズの制作会社 Shondalandが手掛ける新作ミステリードラマ『The Residence(原題)』に参加していたが、12月11日(月)に61歳で急逝した。
Netflixの『The Residence』は、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のウゾ・アドゥーバが主演を務め、ホワイトハウスで起きた殺害事件の犯人を捜すというミステリー。アンドレは、ホワイトハウスのチーフ案内人というメインキャストの一人を演じる予定だった。
8話構成で、そのうち4話の撮影がすでに終了しているが、今年5月に始まった全米脚本家組合(WGA)によるストライキのために中断されていた。2024年1月2日に再始動の予定だったが、アンドレの訃報を受けて予定通りに進行するのか、はたまたキャストやクルーが喪に服す期間をもうけるのかは明らかにされていない。あまりにも突然の死だっただけに、アンドレの代わりの俳優を探すのか、彼が演じたキャラクターを消すのかといった内容的な変更に関してもまだ決定していないようだ。
『スキャンダル 託された秘密』のポール・ウィリアム・デイヴィスがショーランナーを務め、ライムズのほかにも『ブリジャートン家』のベッツィ・ビアーズなどが製作総指揮に名を連ねる。
撮影途中に俳優が亡くなった場合、『Dr.パルナサスの鏡』のヒース・レジャーのように別の俳優が代わりを務めて完成させることもあるが、時には『AND JUST LIKE THAT…/セックス・アンド・ザ・シティ新章』のウィリー・ガーソンのようにキャラクターをやや強引な形で途中退場させることもある。アンドレが最後に演じたシーンを残してほしいものだが、一体どうなるのだろうか。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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Photo:アンドレ・ブラウアー ©PAULINE FRENCH/FAMOUS