【配信ランキング】海外ドラマ・映画|Netflix『偽りの銃弾』が総視聴時間30億分超えで独走!

全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。

「オリジナル」「非オリジナル(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。

配信ランキング(ニールセン調べ)

2024年1月1日(月)から1月7日(日)までの順位は以下の通り。

ドラマ(オリジナル)

  1. 『偽りの銃弾』(Netflix/計8話)...30億3600万分
  2. 『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(Prime Video/計14話)...13億7600万分
  3. 『ザ・クラウン』(Netflix/計63話)...7億1800万分
  4. 『ブラザーズ・サン』(Netflix/計8話)...6億9600万分
  5. 『ヒトは食べ物でできている:双子で“食”を検証』(Netflix/計4話)...6億3900万分
  6. 『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』(Disney+/計4話)...6億2700万分
  7. 『マイライフ with ウォルターボーイズ』(Netflix/計10話)...4億9500万分
  8. 『ベルリン』(Netflix/計8話)...3億9300万分
  9. 『デイヴ・シャペルの夢見がち』(Netflix/計1話)...3億7600万分
  10. 『見せかけの日々』(Hulu/計8話)...3億1700万分

ドラマ(非オリジナル)

  1. 『ヤング・シェルドン』(Max/Netflix/計133話)...13億6600万分
  2. 『ブルーイ』(Disney+/計140話)...12億5100万分
  3. 『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計421話)...10億7100万分
  4. 『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/Paramount+/計443話)...9億2800万分
  5. 『SUITS/スーツ』(Netflix/Peacock/計137話)...7億6600万分
  6. 『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計281話)...7億5700万分
  7. 『ギルモア・ガールズ』(Netflix/計153話)...6億4200万分
  8. 『Tacoma FD(原題)』(Max/Netflix/計49話)...6億2200万分
  9. 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(Hulu/Peacock/計478話)...5億9400万分
  10. 『フレンズ』(Max/計243話)...5億9200万分

映画

  1. 『イコライザー THE FINAL』(Netflix)...10億1900万分
  2. 『アクアマン』(Max/Netflix)...9億5500万分
  3. 『モンタナの目撃者』(Max/Netflix)...6億8500万分
  4. 『雪山の絆』(Netflix)...5億9500万分
  5. 『ジョン・ウィック』(Netflix)...5億7100万分
  6. 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(Netflix)...5億2900万分
  7. 『ジョン・ウィック:チャプター2』(Netflix)...4億7400万分
  8. 『MEG ザ・モンスターズ2』(Max/Netflix)...4億6200万分
  9. 『クルードさんちのはじめての冒険』(Netflix)...4億2400万分
  10. 『エルヴィス』(Max/Netflix)...4億1300万分

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

【オリジナル】視聴時間で『ジャック・リーチャー』に2倍以上の差をつけたのは

新しい年を迎えたこの週、トップに輝いたのはNetflixのリミテッドシリーズ『偽りの銃弾』。総視聴時間は30億3600万分で、2位の『ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~』(13億7600万分)を大きく引き離す独走ぶり。

夫ジョーを暴漢に殺された元軍人のマヤは、幼い娘とともになんとか立ち直ろうと日々を過ごしていたが、ある日、ベビーシッター用の監視カメラを見て愕然。そこには死んだはずの夫が映っていた。やがて彼女は、過去の事件にもつながる恐ろしい陰謀の存在を知るが…。

製作総指揮を務めるのは、『忽然と』『ステイ・クロース』『シェルター』など、小説やアイデアが次々とドラマ化されている推理作家ハーラン・コーベン。キャストには、シェル・キーガン(『メディック 特別救助隊』)、リチャード・アーミティッジ(『ザ・ストレンジャー』)、アディール・アクタル(『スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年』)、ジョアンナ・ラムレイ(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)などが名を連ねる。

次ぐ2位は、先述の『ジャック・リーチャー』。こちらも人気小説を原作としたドラマである。シーズン1は小説シリーズ第1作「キリング・フロアー」、そして新たに配信となったシーズン2は第11作「消えた戦友」が下敷きとなっており、すでに更新が決定しているシーズン3で描かれるのが何作目になるのか注目が集まっていたが、先日、主演のアラン・リッチソンが、その答えを明かしている。

10位に食い込んだのは、娘への歪んだ愛情が発端となった実際の事件を題材にしたクライムホラードラマ『見せかけの日々』。病に侵され、読み書きもできず、車椅子を使ってやっと移動する少女ジプシー。彼女の姿は近隣の同情を集め、地元ニュースに取り上げられると人道ボランティア団体から立派な家を寄付されるなど手厚く扱われていた。しかしその姿は偽りであり、娘を異常に束縛する母ディーディーが仕組んだ虚構だった。自立を求めたジプシーが開けたパンドラの箱は、彼女を究極の殺人へと駆り立てる――。

娘を溺愛する母親を演じたパトリシア・アークエット(『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』)は、本作でエミー賞リミテッドシリーズ/TVムービー部門助演女優賞を受賞。娘役のジョーイ・キングもノミネートを果たした。

【非オリジナル】本家に負けない人気を博すスピンオフ作品

この週の非オリジナル部門1位は、6位の『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』に登場するシェルドン・クーパーの若き日々を描くスピンオフドラマ『ヤング・シェルドン』。本家に負けず劣らずの人気を誇り、米CBSにて2017年から放送されてきた同作だが、来たるシーズン7で終了することが決定。これだけの人気を博しているため、まだまだ続いても良さそうなものだが、何故打ち切りとなってしまったのだろうか。

トップ10常連の作品が並ぶ中で、珍しくランクインしたのは9位の『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』。クライム・サスペンスの金字塔として、その名をアメリカのTV史に残す大ヒット長寿シリーズ『LAW & ORDER』のスピンオフ作品である。

日夜、凶悪な性犯罪に立ち向かっているニューヨーク市警本部SVUの面々。その中心的存在がエリオット・ステイブラー刑事と相棒のオリビア・ベンソン刑事だ。確固たる道徳的信念を持って事件に挑むステイブラーはタフな刑事だが、幼い頃父親に虐待されて育ったというトラウマを背負っている。また、熱血タイプの女刑事であるベンソンも、レイプによって生まれた子どもであるという生い立ちを持つ。そんな彼らが性犯罪に深く心を痛めながら、現代社会が直面する様々な問題に鋭いメスを入れていく。

【映画】デンゼル・ワシントンの人気アクション最終章がトップ

トップは、日本では昨年10月に公開となった『イコライザー THE FINAL』。デンゼル・ワシントンが世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人を演じる人気アクション「イコライザー」のシリーズ3作目にして最終章となる。

訪れたシチリアでの事件をきっかけに、肉体的にも精神的にも限界を迎えた主人公ロバート・マッコールは、南イタリアの静かな田舎町に辿り着く。優しい人々に救われたマッコールはこの街を安住の地と心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意。そこで穏やかに新たな人生を送るはずだった。しかしその小さな街に、やがてイタリア全土を恐怖に陥れる危険が迫ったとき、マッコールはシリーズ史上最も強大な悪と対峙することになる――。

4位に登場したのは、『永遠のこどもたち』『インポッシブル』のJ・A・バヨナ監督が1972年に起きた有名な航空機墜落遭難事故を基に贈るスペイン発のNetflix映画『雪山の絆』。第96回アカデミー賞で国際長編映画賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門ノミネートされている。

ラグビー選手団を乗せてチリへ向かっていたチャーター機のウルグアイ空軍機571便が、アンデス山脈中心部の氷河に墜落した。乗客45名のうち生存者は29名。想像を絶する過酷な環境のなかに取り残された彼らは、生きて家族のもとに帰るため、究極の手段を取らざるを得ない…。

10位には2022年の大ヒット映画『エルヴィス』が滑り込み。ロックを創り、世界を変えたエルヴィス・プレスリーの真実が、熱狂のライブや音楽とともに描かれる。エルヴィス役の座を射止めたオースティン・バトラーは一躍スターとなり、最近ではApple TV+製作による戦争ドラマ『マスターズ・オブ・ザ・エアー』に主演している。

(海外ドラマNAVI)

『偽りの銃弾』を今すぐ視聴する

Photo:『偽りの銃弾』Vishal Sharma/Netflix