アカデミー賞受賞の名優デンゼル・ワシントン演じる元CIAトップエージェントのロバート・マッコールが、世の悪を完全抹消する闇の[仕事]請負人(通称:イコライザー)として暗躍する姿を描いた大ヒットアクション映画『イコライザー』。そのシリーズ最終章となる、『イコライザー THE FINAL』が10月6日(金)より全国の映画館で公開される。公開を記念して、“舐めてた相手がヤバかった”名作揃いの「ナーメテーター映画」4選をご紹介!
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「ナーメテーター映画」とは?
読書と紅茶が好きな紳士、盲目の老人、さえないオヤジ、世界一運の悪い殺し屋
「ナーメテーター映画」とは、ライムスター宇多丸さんが2013年初頭にラジオ番組内で作った造語で「舐めてた相手がターミネーターみたいに強かった」という設定が登場する映画の事。昼は紳士的で勤勉、夜は闇の[仕事]請負人、通称:イコライザーと2つの顔を巧みに使い分ける元CIAトップエージェントのロバート・マッコールが主人公の『イコライザー』シリーズはまさに「ナーメテーター映画」の金字塔!
普段は穏やかでチャーミングなマッコールも、一度キレると手が付けられない! 拳銃を手に悪を一網打尽!! そんな『イコライザー』シリーズの最終章、『イコライザー THE FINAL』の10月6日(金)公開を記念して、強盗先の盲目の老人はヤバい奴!『ドント・ブリーズ』や、さえないオヤジが派手にキレる!『Mr.ノーバディ』など、「ナーメテーター映画」のお薦め作品4選をご紹介! どこにでもいるようなあの人は、実は怒らせたらマズい人かも?!
「ナーメテーター映画」4作品
『イコライザー THE FINAL』10月6日(金)公開
2度のアカデミー賞®受賞を誇る、名優・デンゼル・ワシントン主演の大ヒットアクション映画『イコライザー』シリーズ最終章。主人公は元CIAトップエージェントのロバート・マッコール。昼は紳士的で勤勉、夜は闇の[仕事]請負人【イコライザー】と、2つの顔を持っているのだが、そのギャップが激しすぎる!
1作目『イコライザー』では、ホームセンター勤務の温厚な働き者。しかし行きつけのダイナーで出会った少女を救うために、たったひとりでロシアン・マフィアを壊滅。2作目『イコライザー2』では、タクシードライバーに転職。近所に住む青年へ優しくアドバイスをするなど、人の好さは相変わらず。そんな中、CIA時代の元上官であり親友の惨殺事件を知り、独自に調査を開始。悪に転じたもうひとりのイコライザーが真犯人だと知り、復讐の鬼と化す! 普段あまり感情を出さないマッコールが放つ“一度しか殺せないのが残念だ”という名セリフに痺れる。
そしてシリーズ最新作にして最終章の本作では、とある事件で生死を彷徨う大けがを負い、素性の分からない自分を優しく受け入れてくれた美しい田舎町で静かに引退を決意。傷を癒しながら町の人々と平穏な日常を過ごしていたのだが、イタリアン・マフィアによる事件が次々と発生。善良な町の人々を理不尽な恐怖と暴力で支配する悪党の姿にマッコールの怒りはこれまでで最も激しく燃え滾り、シリーズ史上最速の【9秒】で悪を抹消! その姿に、“紅茶と読書が好きな紳士”の欠片もなし。
『ドント・ブリーズ』(2016年)
強盗を企てた若者3人が、裕福で孤独な盲目の老人の家に押し入ったことから、思いがけない恐怖に陥る様を描いたショッキングスリラー。親元を離れ、街から逃げ出すための資金が必要なロッキーは、恋人のマニーと友人のアレックスとともに、大金を隠し持っていると噂される盲目の老人の家に強盗に入る。
しかし、その老人は目が見えない代わりに、どんな音も聴き逃さない超人的な聴覚をもち、さらには想像を絶する異常者だった! “音”を聞きつけものすごいスピードでやってきて3人を追い詰めるさまを観ていると、いっそのこと殺されたほうがマシなのではと思うほど…。音を制限されたソリッド・シチュエーションがSNSを皮切りに大きく話題となり、日本でも大ヒット! 2021年には盲目の老人が再登場を果たす、続編も公開された人気作だ。
『Mr.ノーバディ』(2021年)
一見ごく普通のさえない中年男が、世の中の理不尽に怒りを爆発させて大暴れ! ド派手にブチ切れる姿を描いた痛快ハードボイルドアクション。自宅と職場を路線バスで往復するだけの単調な毎日を送っているハッチは、地味な見た目で目立った特徴もなく、仕事は過小評価され、夫婦仲は冷めきっており、息子からは軽蔑される日々…。
そんなハッチの家に、ある日強盗が押し入る。反撃することもできず、そのことで家族からさらに失望されてしまう。あまりの理不尽さに怒りが沸々とわいていくハッチは、路線バスで出会ったチンピラたちの安い挑発が引き金となり、ついに堪忍袋の緒が切れる。やがてこの事件はロシアン・マフィアの逆鱗に触れ、銃撃戦やカーチェイスへと一気にエスカレート!
物語が進むにつれ、ハッチのみならず、まさか貴方が?!と思うキャラクターもナーメテーター化していくため、ぜひ最後までご注目いただきたい。何者でもない奴(NOBODY)を絶対に甘く見るな!
『ブレット・トレイン』(2022年)
伊坂幸太郎の人気小説「マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演で映画化。世界一不運な殺し屋が、日本の高速鉄道車内で一癖も二癖もある殺し屋たちと壮絶な殺し合いを繰り広げる姿を描いたコミカルアクション。
ピット演じる犯罪者レディバグのミッションは東京発の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。簡単な仕事のはずが、次から次へと乗ってくる謎の殺し屋たちに命を狙われ続ける。飄々としていて、ちょっととぼけているのにアクションはキレッキレ!
列車内という限られた空間で、そこにあるもの全てを武器に変えて戦うレディバグは、殺し屋揃いの車内で実は一番ヤバいやつ?!いかにも弱そうな見た目の雰囲気からガラッと強キャラへと変貌するギャップに溢れるブラピに誰もが魅了されること間違いなし!
(海外ドラマNAVI)
Photo:『イコライザー THE FINAL』10月6日(金)全国公開