スティーブン・スピルバーグ製作『マスターズ・オブ・ザ・エアー』の撮影は過酷だった!主演オースティン・バトラーの肋骨にヒビ

Apple TV+製作による戦争ドラマ『マスターズ・オブ・ザ・エアー』に主演中のオースティン・バトラー(『エルヴィス』)が、10ヶ月にも及んだロケで肋骨にヒビが入る怪我を負ったことなど、過酷な撮影舞台裏について語っている。

『マスターズ・オブ・ザ・エアー』の撮影裏

『マスターズ・オブ・ザ・エアー』は、ドナルド・L・ミラーによる書籍のドラマ化で、第二次世界大戦中、第8空軍第100爆撃部隊に所属した乗組員たちがナチス・ドイツ上空で危険な空襲を行い、恐怖に立ち向かいながらも仲間たちと絆を深めていく姿が描かれる。実話を下敷きにした本シリーズは、巨匠スティーブン・スピルバーグと名優トム・ハンクスが手がけた『バンド・オブ・ブラザース』(2001年)と『ザ・パシフィック』(2010年)に続く、第二次世界大戦シリーズの第3作。『マスターズ・オブ・ザ・エアー』は撮影に入る前、兵士の行進や歴史、ダンスのエチケットなど、第二次世界大戦について学ぶブートキャンプのような訓練がキャストのために行なわれたそうだ。

大型爆撃機「フライング・フォートレス(空の要塞)」のパイロットで、兵士たちを導いていくゲイル・“バック”・クレヴェン少佐役で主演のオースティン・バトラーと、第100爆撃隊のパイロットの一人、ジョン・“バッキー”・イーガン少佐役を演じたカラム・ターナー(『ファンタスティック・ビースト』シリーズ)が、米Varietyの取材にて撮影の過酷さを語った。

『マスターズ・オブ・ザ・エアー』オースティン・バトラー&カラム・ターナー

肋骨にヒビが入っても、戦い続けた

空中戦の撮影では、ロケット砲火をかわす動きを撮影するために巨大なジャイロスコープが設置され、その上に乗っていた二人は激しく体を揺らされながらも、乗り物酔いにはならなかったのだとか。しかし、その撮影が8時間にも及んだ時のことについては、「みんなで、“時差ボケになったかも”と冗談を言い合ったよ」とカラムが振り返り、その言葉にオースティンが、「ジャイロスコープから下まで降りるのが大変だから、製作チームは僕たちを機内に閉じ込めておく方が簡単だったんですよ」と説明を付け加えた。

さらに、オースティンは撮影中の怪我についても言及し、「戦闘シーンがあって、肋骨にヒビが入ったんですが、痛くても戦い続けなくてはなりませんでした。呼吸をするたびに肋骨の動き感じるから、その後もずっと痛かったけど、もっと酷い怪我だったかもしれないしね」と述べていた。

キャストが過酷な撮影を耐え抜いた『マスターズ・オブ・ザ・エアー』は、Apple TV+にて毎週金曜日に新エピソードが配信。

(海外ドラマNAVI)

Photo:©Apple TV+