戦争ドラマは、戦争の残酷な現実を描く一方で、戦場で生まれる独特の絆や、心を揺さぶるストーリー、激しいアクションなどが盛り込まれていることも多い。今回、米Screen Rantが選出した史上最高の戦争ドラマベスト15をご紹介。絶対に見逃せない作品とは？！ また、これまで数々の傑作戦争映画＆ドラマを生み出してきたスティーブン・スピルバーグが手掛ける新作『マスターズ・オブ・ザ・エアー』にも注目だ。
目次
戦争ドラマランキング【ベスト15】
- 『バンド・オブ・ブラザース』（2001）
- 『マッシュ』（1972-1983）
- 『ジェネレーション・キル』（2008）
- 『ザ・パシフィック』（2010）
- 『ザ・ユニット 米軍極秘部隊』（2006-2009）
- 『グッドラック・サイゴン』（1987-1990）
- 『ストライクバック：極秘ミッション』（2010-2020）
- 『トム・クランシー／CIA分析官 ジャック・ライアン』（2018-）
- 『SEAL Team／シール・チーム』（2017）
- 『ターミナル・リスト』（2022-）
- 『Uボート ザ・シリーズ 深海の狼』（2018）
- 『ザ･ブレイブ：エリート特殊部隊』（2017-2018）
- 『SIX アメリカ海軍特殊部隊』（2017-2018）
- 『ザ・ラストシップ』（2014-2018）
- 『犯罪捜査官ネイビーファイル』（1995-2005）
戦争ドラマ第3位：『ジェネレーション・キル』
2003年のイラク、バグダットが舞台。イラク戦争の最初の40日間を、侵攻を指揮した米国海兵隊の上級士官の視点で描きだす。高度な訓練を受けてイラク戦争に投入された米海兵隊1偵察大隊は、何が起こるか予測できない日々を過ごしていた。彼らは装備不足、無能な指揮官、ことあるごとに変わる交戦規則にいら立ち、その任務に疑問を感じるようになる。ローリング・ストーン誌記者エヴァン・ライトによる同名のベストセラーをデイビッド・サイモンとエド・バーンズ（『THE WIRE／ザ・ワイヤー』）がプロデュースした本作は、生々しく、残酷な本当の戦争の内情を見せてくれる。エミー賞11部門ノミネート、3部門受賞。
| 配信開始 | 2008年7月13日 |
|---|---|
| シーズン＆エピソード数 | 1シーズン、全7話 |
| 主な出演者 | アレキサンダー・スカルスガルド、ジェームズ・ランソン、リー・ターゲセン、ジョン・ウエルタス、レイ・ヴァレンティン、ビリー・ラッシュ、ケラン・ラッツ、マーク・メンチャカ、スターク・サンズ |
『ジェネレーション・キル』はU-NEXTにて独占見放題配信中。
戦争ドラマ第2位：『マッシュ』
1972年から1983年まで11シーズンにわたって放送されたドラマシリーズで、朝鮮戦争時に韓国に駐在したMASH（米陸軍移動野戦外科病院）の医師やスタッフのチームに起こる様々な出来事を追う。コメディとドラマの要素を巧みに組み合わせ、戦場の残酷な状況を和らげ、兵士としての人生を内省的に描いている。小説『M*A*S*H』と1970年の同名映画に着想を得た。
『マッシュ』には、ホークアイ・ピアス大尉、ポッター大佐、レイダー・オライリー伍長、トラッパー・ジョン・マッキンタイア大尉など、クラシックな名キャラクターが登場する。舞台は朝鮮戦争だが、世代を超えて戦争の困難や倫理的問題に触れている。これまでに放送局で制作されたTV番組の中で、文化的に最も重要な番組のひとつとされている。
| 放送開始 | 1972年9月17日 |
|---|---|
| シーズン＆エピソード数 | 11シーズン、全251話 |
| 主な出演者 | アラン・アルダ、ロレッタ・スウィット、ウェイン・ロジャース、マクリーン・スティーブンソン、ジェイミー・ファー、ウィリアム・クリストファー、ハリー・モーガン、デヴィッド・オグデン・スティアーズ |
戦争ドラマ第1位：『バンド・オブ・ブラザース』
テレビ史を変えたと言われる伝説的なドラマシリーズ。傑作戦争映画『プライベート・ライアン』のスティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスが製作し、大絶賛された本作は、第二次世界大戦における文化や戦闘を非常にリアルに、そして巧みに正確に描いていることで有名。力強い物語、立派な登場人物、卓越した撮影と制作価値で、史上最高の戦争ドラマのひとつに数えられている。
| 放送開始 | 2001年9月9日 |
|---|---|
| シーズン＆エピソード数 | 1シーズン、全10話 |
| 主な出演者 | フランク・ジョン・ヒューズ、マシュー・セトル、ニール・マクドノー、マイケル・カドリッツ、ドニー・ウォールバーグ、スコット・グライムズ、ロン・リヴィングストン、デヴィッド・シュワイマー、ダミアン・ルイス |
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スピルバーグの新作戦争ドラマ
『バンド・オブ・ブラザーズ』を手掛けたスティーブン・スピルバーグとトム・ハンクスが製作する新たな戦争ドラマ『マスターズ・オブ・ザ・エアー』は、1月26日よりApple TV+にて配信開始。『バンド・オブ・ブラザーズ』『ザ・パシフィック』に続く三部作の3つ目のドラマ。
第二次世界大戦におけるアメリカ第8空軍第100爆撃グループの爆撃機の搭乗員たちの実話を記録したドナルド・L・ミラーによる同名の書籍「Masters of the Air：America’s Bomber Boys Who Fought the Air War Against Nazi Germany（原題）」を基に『バンド・オブ・ブラザーズ』のジョン・オーロフが脚本を手掛ける。隊員たちがナチス・ドイツ上空で危険な空襲を行い、極寒の環境、酸素不足、上空25,000フィートでの戦闘の恐怖に立ち向かう姿を描く。
プロジェクトは2013年に開始されたものの、予算や配給元の変更、新型コロナの影響で、製作に遅れが出ていたが、この度待望のリリースとなる。
| 配信開始 | 2024年1月26日 |
|---|---|
| シーズン＆エピソード数 | 1シーズン、全9話 |
| 主な出演者 | オースティン・バトラー（『エルヴィス』）、カラム・ターナー（『ファンタスティック・ビースト』シリーズ）、アンソニー・ボイル（『テトリス』）、バリー・コーガン（『チェルノブイリ』） |
Photo:『マスターズ・オブ・ザ・エアー』©Apple TV+
