第81回ゴールデン・グローブ賞で、主演作『オッペンハイマー』で見事主演男優賞を受賞したキリアン・マーフィー。『ピーキー・ブラインダーズ』の主人公トーマス・シェルビー役などで知られるキリアンだが、彼がブレイクするきっかけとなった2002年のSFホラー映画『28日後…』の第3弾に、復帰する可能性が出てきたようだ。米Colliderが報じている。
キリアン・マーフィー、ゾンビ映画続編に出演?
『28日後』は、人間を凶暴化させるウイルスが蔓延し、壊滅状態になったロンドンを舞台に、生き残った人々のサバイバルを描くゾンビ・スリラー。現地時間1月11日、ダニー・ボイル(『トレインスポッティング』)とアレックス・ガーランド(『DEVS/デブス』『エクス・マキナ』)が同シリーズの三作目でまたタッグを組むというニュース速報が入り、ハリウッドで最も話題になっている作品の続編のひとつが現実のものとなった。シリーズ二作目の『28週後…』は2007年に公開され、今回二人はその続編となる『28 Year Later(原題)』のために再集結する。
新たな続編は1作品ではなく三部作になる予定で、ボイルは少なくとも1作目の監督として、ガーランドは3作すべての脚本家として参加する。レポートによると、各作品の予算は7500万ドル程度で、二人は、プロデューサーのアンドリュー・マクドナルド(『MEN 同じ顔の男たち』)と共に製作も兼任。
キリアンは、『28日後…』でウイルスの感染拡大から28日後に昏睡状態から目覚め、感染者に襲われながらも生き延びる主人公ジムを演じて、世界的なブレイクに繋がった。
クリストファー・ノーラン監督(『TENET テネット』)の最新作『オッペンハイマー』で高い評価を得たキリアンは以前、『28日後…』の続編に「ぜひ参加したい」と米Colliderに語っていた。
3作目への出演はまだ決まっていないが、彼はこう語っている。「ダニー・ボイルと話をしていて、“ダニー、この映画は2000年の終わりに撮影したんだよね”と言ったんだ。だから(三作目となる)『28年後』には近づいているよね。いつも言っているように、続編をやる気はあるんだ。ぜひやりたい。アレックス(・ガーランド)には脚本があるようだし、ダニーがやりたいと言うなら、ぜひやりたい」
『28日後…』が、批評的にも商業的にもヒットしたおかげで、続編『28週後…』も製作されたが、この続編にはキリアンは出演していない。利益の面では、二作目は1,500万ドルの予算に対して6,580万ドルの興行収入だったのに対し、一作目は800万ドルの予算で8,460万ドルと、より大幅な収益を上げている。
(海外ドラマNAVI)
Photo:©James Warren / Famous