『ゲーム・オブ・スローンズ』シオンとジョフリーが新作ドラマで共演

エミー賞で助演女優賞と監督賞を受賞した犯罪ドラマ『オザークへようこそ』のクリエイターが手掛ける新作スリラードラマ『Safe Harbor(原題)』で、『ゲーム・オブ・スローンズ』でも特に印象深いキャラクターであるシオン・グレイジョイとジョフリー・バラシオンを演じた二人、アルフィー・アレンとジャック・グリーソンが共演するという。米Deadlineが報じた。

ドラッグ密輸で二人が手を組む!?

『オザークへようこそ』共同クリエイターのマーク・ウィリアムズが手掛けるオランダとベルギー合作のスリラー『Safe Harbor』には、アルフィーとジャックのほか、『ピーキー・ブラインダーズ』のチャーリー・マーフィーも出演することがこの度決定した。ほかには、『わたしたちのハッピー・エンディング』などで知られるドイツの人気俳優マルタイン・ラケマイヤーも出演する。

8話構成の本作は、オランダのロッテルダムですでに製作が始まっており、今後ベルギーとアイルランドでも撮影が行われる予定だという。ひねりの効いた展開や物語と、思わず身を乗り出してしまうようなスリルのバランスを取ることを狙っているようだ。

ハイテク億万長者クラブへの侵入を狙う天才ハッカーのトビアス(アルフィー・アレン)と親友マルコ(マルタイン・ラケマイヤー)は、アイリッシュ・マフィアと関わることになったことで組織犯罪に巻き込まれていく。オランダで“家族ビジネス”を手掛けるアイリッシュ・マフィアのボスの子どもたち、スローン(チャーリー・マーフィー)とファレル(ジャック・グリーソン)姉弟から協力を依頼され、トビアスたちはヨーロッパ最大の積出港であるロッテルダム港のセキュリティシステムをハッキングしてドラッグ密輸を手助けしようとするが…。

アイリッシュ・マフィアのトップであるスローンとファレルの父親役には大物俳優の起用が検討されているものの、まだ決まっていないようだ。

米国を含めた国際的な才能を結集して製作するヨーロッパ作品としても注目に値する本作。オランダの動画配信サービス、Videolandのドラマ部門責任者であるミレーヌ・フェルデュルメンは、「オランダのローカル配信局として、Videolandオリジナル作品をマーク・ウィリアムズや素晴らしいキャストとともに制作できることにとてもワクワクしています」と声明で述べている。

『ゲーム・オブ・スローンズ』でドラマ史に残る悪役ジョフリーを見事に演じきったジャックは、そのイメージが定着しすぎてしまい一時俳優業から離れていた時期もあった。しかし最近復帰を果たし『セックス・エデュケーション』児童小説「五人と一匹(The Famous Five)」のドラマ版に出演。一方のアルフィーは、『ゲーム・オブ・スローンズ』終了後は『ホワイトハウス・ファームの惨劇~バンバー家殺人事件~』やサスペンス映画『ナイトティース』に姿を見せていた。

世界的ヒット作で活躍した俳優たちの新作は、どのようなものになるのか。続報に期待したい。

『ゲーム・オブ・スローンズ』全8シーズンはU-NEXTで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Deadline

Photo:『ゲーム・オブ・スローンズ』© 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc./Photograph by Courtesy of HBO