『ゲーム・オブ・スローンズ』で嫌われすぎて俳優を引退したあの人、TV界にカムバック!

大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の第1~4章でジョフリー・バラシオンに扮し、極悪非道な役を演じたことで多くのファンから嫌われてしまったため俳優を引退したと言われるジャック・グリーソンが、TV界にカムバックすることが明らかとなった。米Comic Bookなどが報じている。

1992年生まれで子役出身のジャックは、2014年に『ゲーム・オブ・スローンズ』を降板した後、22歳の若さで俳優業を引退すると宣言していたが、約6年ぶりのカムバックを果たすことになった。

ジャックが新たに出演するのは英BBCの『Out Of Her Mind(原題)』で、ホラーコメディ映画『ショーン・オブ・ザ・デッド』のサイモン・ペッグとニック・フロストが製作総指揮を務める新作コメディドラマ。従来のシットコムの概念を覆すシリーズで、エキセントリックなキャラクターやアニメーションが盛り込まれた作品になるとのこと。

本シリーズの概要やジャックが演じる役柄については現時点では不明。彼以外のキャストとして、フィオナ・バトン(『グランチェスター 牧師探偵シドニー・チェンバース』)、エイドリアン・エドモンドソン(『警視正バンクロフト ~新たなる犯罪』)、ナヴィーン・チャウドリー(『このサイテーな世界の終わり』)、トム・スチュアート(『パトロール』)、ジャメイン・ハンター(『パーティで女の子に話しかけるには』)、シーラ・リード(『BONES』)らも決定している。

2014年のインタビューでジャックは、俳優業を引退した理由について次のように語っていた。「その答えは面白くもないし長くもならないよ。僕は8歳から演技をしているけど、前ほど楽しめなくなったんだ。今では生計を立てるためにやっているけど、それまではいつも友だちと楽しむために、夏に愉快に過ごすために演技をしていたから楽しかったよ。でも、楽しみで生計を立て始めると、その楽しみとの関係も変わってしまう。嫌いになったんじゃないけど、やりたいことじゃなくなったんだ」

『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演する前、アイルランド人であるジャックはコメディドラマ『Killinaskully(原題)』やファミリードラマ映画『A Shine of Rainbows(原題)』、ヒューマンドラマ映画『All Good Children(原題)』といった英国作品に出演していた。なお、ジョフリーがシリーズを通じても嫌われ者の一人であることは確実だが、『ゲーム・オブ・スローンズ』でジャックと共演したキャストたちは口を揃えて「ジャックは本当にいい人間」と語り、ジョフリーとは似ても似つかないことを証言している。(海外ドラマNAVI)

Photo:ハマリ役だったことが不幸だったジャック・グリーソン(『ゲーム・オブ・スローンズ』より)  (c)2020 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO(R) and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.