『ゲーム・オブ・スローンズ』最悪のヴィラン、新作ドラマで口髭姿を披露

様々な悪役が登場した大ヒットドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の中でも最悪のヴィランと言われるジョフリー・バラシオンを演じたジャック・グリーソン。彼の新作ドラマでの姿が話題となっている。米Entertainment Weeklyが伝えた。

人気児童書のドラマ化に出演

ジョフリーは、意気地はないものの我儘で残忍、そして先代の王ロバート・バラシオンが死去して新たに王座に就いてからは母親のサーセイも制御できないほど勝手で非人道的な振る舞いを繰り返した。第四章で毒殺されてしまったものの、シリーズを代表する悪役として知られている。

そんな役の影響でファンから激しいバッシングを浴びていたというジャックは、同作から降板した2014年、22歳の若さで引退。しかし2020年に俳優業を再開している。

俳優再開後、いくつかの作品に出演してきたジャックは、この度、英BBCの新作ドラマに参加することに。これはイギリスの児童作家エニッド・ブライトンによる全21作の人気シリーズ「五人と一匹(The Famous Five)」を元にしており、ジュリアン、ディック、ジョージ、アンという4人の子どもと彼らの犬ティミーが様々な冒険やミステリーに立ち向かうというストーリーだ。

Famous Five

ジャックはウェントワース役として出演。今回、作品のキャスティング発表とともに届いたファーストルック画像で、今年5月に31歳となった彼は新鮮な口髭姿を披露している。

ジャック・グリーソン

共演は、『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』のジェームズ・ランス、『LAW & ORDER:UK』のダイアナ・クイックなど。撮影はすでにイギリスで行われている。

製作総指揮として、『ドライヴ』や『ネオン・デーモン』を手掛けたデンマークの監督ニコラス・ウィンディング・レフン、『アガサ・クリスティー ミス・マープル』のプロデューサーだったマシュー・リードが名を連ねている。

第1話の監督を務めるティム・カークビー(『ザ・ペンタベレート ~秘密の5人、世界を操る~』)は、「素晴らしく才能にあふれた若者たちが、新鮮で現代的な形で魅力的なキャラクターたちに命を吹き込んでいる。そこへジャックをはじめとした面々が加わり、楽しくてアクションたっぷりのファミリーアドベンチャーを届けられるのが待ちきれないよ」と述べている。

ジャックが『ゲーム・オブ・スローンズ』後に出演した作品は、短編や舞台を別にすると、これで4作目。これまでの3作、BBCのコメディドラマ『Out of Her Mind(原題)』、コメディ映画『Rebecca's Boyfriend(原題)』、リーアム・ニーソン主演の犯罪スリラー映画『In the Land of Saints and Sinners(原題)』はいずれもまだ日本上陸を果たしていないようだが、日本で再びジャックの演技が見られる日を楽しみに待ちたい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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