2004年より8シーズンに渡って放送された米FOXの大ヒットメディカル・ドラマ『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』でシーズン4からハウスの部下として登場したレミー・ハドリー(13番/サーティーン)役のオリヴィア・ワイルド。彼女はこの役を演じたことで殺害予告を受けたことがあるという。
『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』のサーティーンを演じたオリヴィア・ワイルド
12月5日から14日までサウジアラビアにて開催されたRed Sea International Film Festivalに参加したオリヴィアは、米Varietyのインタビューに応じ『Dr.HOUSE』について振り返った。
その中で、ハドリーとエリック・フォアマン(オマー・エップス)の関係に関わるストーリーがきっかけで殺害予告を受けたことがあり、安全の確保のために警備員を雇う事態になっていたことを明かした。
「『ユーフォリア/EUPHORIA』を見ていると今ではなんてことのないことのように思えるけど、私のキャラクターは当時では衝撃的で今までにないようなものだった」とオリヴィアが語った通り、彼女が演じたキャラクターは当時のゴールデンタイムには数少ないバイセクシュアルという設定で、サーティーンとエップスが初めてキスをした2009年のエピソードでは、視聴者から怒りの声も届いたという。
2011年のインタビューでも「たくさんのヘイトメールを受け取った」と告白しており、「世の中には人種差別主義者がいる。私たちの元には、私の唇を切り取って殺したいというヘイトメールが届いた。それからしばらくの間は撮影現場には臨時の警備員がいたの」と、と緊迫した事態になっていたことを明かしている。
オリヴィアは人気青春ドラマ『The OC』でもバイセクシュアルの役(アレックス・ケリー)を演じており、エンタメの世界の中で多様性の道を切り拓いた一人と言えるだろう。(海外ドラマNAVI)
『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』全8シーズンはHulu、Netflixで配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:Instagramアカウント@housemdtvより