【ネタバレ】『ザ・クラウン』最終シーズン、故ダイアナ妃の描写に非難轟々?

Netflix製作、2022年9月に永眠した英エリザベス女王の治世を描く人気ドラマ『ザ・クラウン』。そのファイナルシーズンの配信開始が迫る中、ダイアナ妃の死後の描写が問題になっていると報じられている。(※本記事には、ファイナルシーズンに関する情報が含まれるのでご注意ください)

ダイアナ妃の幽霊がかつての夫と姑の前に現れる?

最終章となるシーズン6では、1997年8月に交通事故で亡くなったダイアナ妃の死が描かれると話題になっているが、英Radio Timesによると、「ダイアナ妃の幽霊が登場する」と報じられた後、英国王室やメディアから非難の声が上がっているという。

なんでも問題となっている噂のシーンでは、ダイアナ妃の死後に彼女の幻影とチャールズ皇太子が会話をするのだとか。その情報を耳にした英王室の広報担当者リチャード・フィッツウィリアムズは、「ダイアナ妃が幽霊のように登場するシーンを脚本に描きたいという(クリエイターである)ピーター・モーガンの考えそのものが、まったくの悪趣味です。彼のような高い技術を持つ人物が、物議を醸すであろうことを完全に承知の上で、疑いようのない悲劇を取るに足りないことのように扱うとは残念です」と抗議した。

報道や批判を受けて、Netflixの広報担当者は該当シーンについて弁明。「死後にダイアナ妃は、チャールズ皇太子、女王それぞれのシーンでその内なる対話の一部として登場します。チャールズと女王は亡き王妃との関係を振り返るのです。一連の繊細で思慮深い想像上の会話は、とてつもない悲劇に見舞われた家族がその後に感じた感情の深さに、息を吹き込むことを意図しています」と説明しており、その発言から察するところ、「ダイアナ妃の幽霊」という表現には語弊があるようだ。

以前のインタビューで製作総指揮のアンディ・ハリースとスザンヌ・マッキーは、ファイナルシーズンの序盤でダイアナ妃の死に触れると明かし、「(ダイアナ妃が亡くなるシーンを)どう撮るかについて、とても注意深く長い時間話し合った」と振り返っていた。製作チームとしては繊細なシーンに最大限の注意を払いながら撮影に挑んだようで、当時マッキーが述べていたようにダイアナ妃の死の描写については「視聴者の判断」に委ねるべきかもしれない。

なおファイナルシーズンでは、2005年にウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で行われた、チャールズ皇太子とカミラ・パーカー・ボウルズの結婚式が描かれることも分かっている。

『ザ・クラウン』シーズン6は前後編の2パートに分けてリリースされ、パート1はNetflixにて11月16日(木)、パート2は12月14日(木)に配信開始。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times

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