熱烈なファンの支持によって20年以上続いている米CBSの大人気犯罪捜査ドラマ『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』。2003年の放送開始以来、長い年月の中でさまざまな変化を経験してきたが、シーズン19まで主演を務めたリロイ・ジェスロ・ギブス役のマーク・ハーモンの降板はシリーズにどれほどの影響を与えたのだろうか。米Looperが伝えた。
マークが『NCIS』を卒業したのは、シーズン19のこと。シリーズのレギュラーキャストの降板はこれまでにもあったことだが、NCISチームの核であったギブスは、『NCIS』シリーズの顔でもあった。そんな彼と入れ替わるように、同シーズンからオールデン・パーカー役のゲイリー・コールのレギュラー出演が決定し、シリーズに新しい風を吹かせた。
シリーズの要であるマークの降板により多かれ少なかれ視聴率は低下するだろうと予想されていたはずだが、意外なことに、彼の降板後最初のエピソードは視聴率が上昇。‟シリーズの顔“が不在となった『NCIS』に注目が集まったという面もあるだろうが、その後も視聴率は比較的安定していたと伝えられており、むしろマークの最後の出演回はシーズンの最低視聴率を記録したという。
シーズン20は初回こそ視聴率が落ちたが、この回は『NCIS:ハワイ』とクロスオーバーしており、全てが『ネイビー犯罪捜査班』の責任とは言えず、その後は見事に立ち直って視聴率の回復に成功した。
つまり、クリエイターたちの手腕により、マークからゲイリーへの引き継ぎは非常にスムーズに行われ、ゲイリーは巧みに存在感を示したと言える。ギブスの不在を寂しく思うことはあるかもしれないが、それでも全米視聴率No.1ドラマの名のままに視聴者を惹きつけ続けている。
また、『NCIS』は今年11月に初のグローバルスピンオフ『NCIS: Sydney(原題)』を放送予定。今後、クロスオーバーなどの企画を通して、本家・スピンオフともにさらに盛り上がりを見せてくれることに期待したい。
『NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班』はHuluなどで配信中。
(海外ドラマNAVI)
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