『ロキ』シーズン2出演に感激!キー・ホイ・クァンがマーベル愛を語る

マーベルの人気ドラマ『ロキ』のシーズン2に出演することが決定したオスカー俳優キー・ホイ・クァン。かねてよりマーベルファンを自負する彼がその喜びを露わにしていると、米Entertainment Weeklyが伝えている。

オスカー俳優を先物買い

10月6日(金)よりDisney+(ディズニープラス)で配信開始予定のマーベルシリーズ『ロキ』シーズン2。『マイティ・ソー』や『アベンジャーズ』シリーズでトム・ヒドルストンが演じてきたロキを主人公にした本作は、オーウェン・ウィルソン(メビウス役)やソフィア・ディ・マルティーノ(シルヴィ役)共演で壮大なマルチバースの世界へ飛び込み、人気を博した。その待望のシーズン2に、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞助演男優賞に輝いたキーが参戦する。

キーが演じるのは、時間の流れを守っている組織、通称TVA(Time Variance Authority:時間変異取締局)の技術職員であるOB。様々な装置が山積みになっている地下の事務所にいるこの風変わりな修理職人の助けを借りるため、ロキとメビウスが訪ねに行くという。

「OBが手掛けるのは基本的に、テクノロジー関係とかコンピューターとか、TVAで運用されているすべてのもの。そういうものをデザインしたり直したりしてうまく動かすんだ」と製作総指揮のケヴィン・ライトは説明している。

『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』では同じくマルチバースを行き交うストーリーの要的な存在だったキー。2023年3月に全米公開された同作での雄姿を試写で一足早く見たMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のキャスティングディレクターのサラ・ハリー・フィンが彼の起用を提案、世界公開後だとキーの予定が立て込んでしまうと考え、急いでオファーしたのだという。

「ケヴィン・ファイギは多分(2022年の)4月12日に電話をしたと思う。“頼む、お願いだから受けてほしい”って伝えるためにね」と笑って話したライト。「みんな知らなかったんだけど、どうやらキーはマーベルの超大ファンで、『ロキ』シーズン1も大好きだったらしい」と、実はファイギとキーは“両想い”であったことを明かした。

キーの出演が発表されたのは昨年9月のD23 Expoにて。直後に取材に応じた本人は、役を得たことは家族にさえ秘密にしていたと話した。「ずっとずっとこのことを夢見ていたんだ」と念願叶ってのMCU入りだったことを告白したキー。「最初の『アイアンマン』が公開された時からね。すべての作品を映画館で観たよ。全部観てきた。YouTubeでファンがいかに情熱的で熱狂しているかもずっと見ていたし。だから今日、ソフィア、トム、オーウェン、ケヴィンと一緒に舞台に立って、その恩恵を受けることができて…ただただ信じられない気持ちだ」と話していた。

『ワンダヴィジョン』に始まり『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』『ミズ・マーベル』『ムーンナイト』などドラマシリーズでもそのユニバースを拡大してきたマーベルだが、Disney+オリジナルのマーベルドラマでシーズン2へ更新されたのは『ロキ』が初めて。「風変わりな作品(シーズン1)を作ったら、みんなそれがいかに変わっているかについて反応してくれた。だからもっとそこを推し進めたかったんだ」とライトは語る。『ロキ』はシーズン2でもこれまでに見たことのない演出や物語で、またしても観る者を楽しませてくれそうだ。

『ロキ』シーズン1はDisney+で配信中。シーズン2は10月6日(金)より配信スタート予定。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly