【配信ランキング】海外ドラマ・映画|アーノルド・シュワルツェネッガー主演『FUBAR』が総視聴時間をのばして首位キープ

全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。

「オリジナル」「非オリジナル(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングにおいて、該当する週でトップ10入りを果たした作品の中から、編集部がピックアップした注目作をご紹介。

配信ランキング(ニールセン調べ)

2023年5月29日(月)から6月4日(日)までの順位は以下の通り。

ドラマ(オリジナル)

  1. 『FUBAR』(Netflix/計8話)...17億2500万分
  2. 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』(Apple TV+/計34話)...12億4400万分
  3. 『MANIFEST/マニフェスト』(Netflix/計62話)...7億4900万分
  4. 『バーベキュー最強決戦!』(Netflix/計17話)...5億9300万分
  5. 『マーベラス・ミセス・メイゼル』(Prime Video/計43話)...4億4900万分
  6. 『クイーン・シャーロット ~ブリジャートン家外伝』(Netflix/計6話)...3億9200万分
  7. 『シャイニー・ハッピー・ピープル ~ダガー家の秘密~』(Prime Video/計4話)...3億8000万分
  8. 『セリング・サンセット ~ハリウッド、夢の豪華物件』(Netflix/計56話)...3億6700万分
  9. 『Fake Profile』(Netflix/計10話)...3億6600万分
  10. 『最後通牒 ~クィア・ラブ~』(Netflix/計8話)...3億3600万分

ドラマ(非オリジナル)

  1. 『S.W.A.T.』(Netflix / Hulu / Paramount+/計128話)...14億800万分
  2. 『All American(原題)』(Netflix/計91話)...9億2200万分
  3. 『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix / Paramount+/計443話)...7億5500万分
  4. 『ハートランド物語』(Hulu / Netflix / Peacock/計232話)...7億4700万分
  5. 『ブルーイ』(Disney+/計129話)...7億1600万分
  6. 『キング・オブ・メディア』(HBO Max/計39話)...6億700万分
  7. 『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計22話)...6億400万分
  8. 『イエローストーン』(Peacock/計47話)...5億800万分
  9. 『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計265話)...4億9900万分
  10. 『La Reina del Sur』(Netflix/計183話)...4億9400万分

映画

  1. 『ボス・ベイビー』(Netflix/計1話)...5億3700万分
  2. 『ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り』(Paramount+/計1話)...3億5000万分
  3. 『search/#サーチ2』(Netflix/計1話)...3億3400万分
  4. 『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(Disney+/計1話)...3億200万分
  5. 『オットーという男』(Netflix/計1話)...2億9200万分
  6. 『ザ・マザー:母という名の暗殺者』(Netflix/計1話)...2億7600万分
  7. 『To Leslie トゥ・レスリー』(Netflix/計1話)...2億7400万分
  8. 『なんちゃって家族』(Netflix/計1話)...2億5800万分
  9. 『AIR/エア』(Prime Video/計1話)...2億4600万分
  10. 『シャザム!~神々の怒り~』(Max/計1話)...2億3700万分

 

※()内は前週の順位。NEWは前週ランクインしていなかったもの(新作、新シーズンが配信スタートとなったもの、旧作など全て含む)。
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

【オリジナル】『FUBAR』が2週連続首位キープ

トップはこの週もアーノルド・シュワルツェネッガー主演の『FUBAR』に。前週よりも総視聴時間を延ばしている。

『FUBAR』は、引退間近のCIA工作員ルークが、実は自身の娘エマもCIAに所属していることを知り、親子で危険な捜査に挑むことになる、という物語。ちなみに、作中でルークとエマが対峙する武器商人で悪役のボロを演じるガブリエル・ルナは、同役について、俳優のペドロ・パスカルにインスパイアされたことを明かしている。

3位は『MANIFEST/マニフェスト』。一度は米NBCでキャンセルされた後、Netflixに救済されて復活を遂げた本作だが、先日無事にファイナルとなるシーズン4後半パートが配信されて有終の美を飾った。紆余曲折ありながらも、視聴者らの熱い声に支えられて完結まで漕ぎつけたファンの多い作品だけに、続編やスピンオフの計画があるのか注目が集まっている。

7位の『シャイニー・ハッピー・ピープル ~ダガー家の秘密~』はAmazon Primeオリジナルのドキュメンタリーシリーズ。中心となるのは、リアリティ番組で人気を博した大家族ダガー家。彼らの健全な生活の背後にある過激組織、IBLPに隠された真実が明らかになっていく。ダガー家の秘密やスキャンダルが明るみに出たことにより、彼らが陰湿な組織の一員で、組織の脅威はすでに広がっており、民主主義も危機的状況にあるということに気づかされる。

【非オリジナル】新スピンオフ控える『NCIS』が相変わらず強い

順位の変動はあるものの、トップ10の顔触れは前週と同じという結果となった非オリジナル部門。その中で『S.W.A.T.』は、この週も首位をキープしている。総視聴時間では、2位の『All American(原題)』を大きく離す、見事な独走っぷりだ。

先日、『S.W.A.T.』で主演を務めているシェマー・ムーアが、自身のInstagramに生後5カ月となる娘との写真をUPして話題となった。ちなみに、シェマーのパートナーであるジェシリーはハワイ出身のモデルである。

3位は相変わらず根強い人気の『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』がランクイン。

スピンオフシリーズも人気の『NCIS』だが、シリーズにとって初となる国際スピンオフシリーズで、豪シドニーを舞台にした『NCIS: Sydney(原題)』の主要キャストが明らかになるなど、ユニバースはさらなる広がりを見せている。ちなみに、『NCIS: Sydney』の概要は、「米国のNCIS捜査官とオーストラリア連邦警察(AFP)からなる優秀で多彩なチームが、地球上で最も紛争が激しい海域で海軍犯罪を抑制するために多国籍タスクフォースに編入される」と紹介されている。

【映画】重厚ドラマを手掛けてきた監督の映画が登場

映画部門1位となったのは、『ボス・ベイビー』。『怪盗グルー』シリーズのユニバーサル・スタジオと『シュレック』のドリームワークス・アニメーションが初タッグを組み、かわいらしい赤ちゃんの見た目とは裏腹に中身はおっさんな「ボス・ベイビー」が巻き起こす騒動を描く大ヒットアニメーション映画。日本語吹替版では、俳優のムロツヨシがボス・ベイビーの声を担当している。

7位には、『To Leslie トゥ・レスリー』が初登場。『ベター・コール・ソール』、『13の理由』、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』などの重厚で良質なドラマを手掛けてきたマイケル・モリス監督の長編映画デビュー作である。当初は単館公開だったが、作品の素晴らしさと主演アンドレア・ライズボローの熱演が話題を呼び、最終的にはアカデミー賞主演女優賞へのノミネートまで果たした。

(海外ドラマNAVI)

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Photo:『FUBAR』© Getty Images for Netflix.