『NCIS: LA』メインキャストが、シーズン14フィナーレを語る!最後の事件の展開は?

米CBSにて2009年に放送スタートし、世界中のファンを魅了してきた犯罪捜査ドラマ『NCIS: LA ~極秘潜入捜査班』。米国で放送中のシーズン14で幕を閉じることが決まっていて、その展開についてメインキャストが話した。米TV Insiderが報じている。

カメラのないところでも…

サム役のLL・クール・Jは、「両手を広げてブルペンに入り、まるで飛行機を操縦するかのように離陸したのをとても鮮明に覚えています」このシーンは、史上初のスピンオフ作品である本作の初回シリーズプレミアでのこと。ファイナルとなるシーズン14は、5月14日(日)と21日(日)の2部構成のフィナーレで最後の事件を締めくくることになる。

特別捜査官で元SEAL隊員を演じたLLは、同僚のG・カレン(クリス・オドネル)と共にテロリスト、ギャング、その他の極悪な犯罪者たちを追ってきた。ハリウッドでの追撃、マリブの銃撃戦、そしてシーズン11では恐ろしい中東への旅で、彼らは互いの背中を押してきた。(クリスは、炎天下のカリフォルニアの砂漠での撮影を、本作で最も肉体的に困難なものだったと語っている)。このような状況でも、二人は親友のように互いを叱咤激励してきた。「私たちの関係とケミストリーが、この仕事を成功させたのです。1話目からそうでしたし、一緒に過ごす毎日が楽しかったです。カメラのないところでも大笑いして過ごしました」とクリスは語る。

晴れやかな未来を暗示するような終わり方

カレンのほかにも、シーズン1以来シリーズを支えてきたキャラクターがいる。訓練されたスナイパー、ケンジー・ブライ(ダニエラ・ルーア)とロス市警の連絡係で、やがてNCIS捜査官になるマーティ・ディークス(エリック・クリスチャン・オルセンはシーズン10で結婚)、バッハ好きでお茶好き、無神経な上司ヘティ・ラング(リンダ・ハント)はいつもハっとする表現をしてくれる。リンダはパンデミックの関係で登場回数が減ったものの、ヘティは画面に登場しなくても、シリアの拠点からヒントやメッセージを送り続けていた。

1月に放送された『NCIS』三作のクロスオーバーでは、声でのカメオ出演も果たした。そんな視聴者との歴史を踏まえ、製作総指揮のR・スコット・ゲミルは、チームの晴れやかな未来を暗示するような終わり方にしたいと考えたという。「本当に幸せに暮らし、犯罪と戦い、善を行う」ことがテーマだ。

ファイナル2話の内容

ファイナル2話の前編「New Beginnings(原題)」の内容は公式概要によると、「ATF(アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局)の捜査官が行方不明になり、当局は盗まれた軍用武器を調査して捜査官の居場所を突き止めるため、NCISに協力を求める。そして、カレン(クリス・オドネル)とアンナ(バール・パリー)は結婚式の計画を続ける。ラウントリー捜査官(ケイレブ・カスティル)の妹は医学部の面接を受け、サム(LL・クール・J)は父親に薬の治験に参加するように勧める」とある。後編エピソードは、「NCISチームはATFと盗まれた軍用武器の事件の捜査を続け、カレンとアンナは即席の結婚式を決行する」と書かれている。「日中の出来事のせいで、カレンは早く結婚したいと悟ります」とゲミルは言う。「カレンは一匹狼で、仕事以外にはあまりコミットしてこなかったのです。でも彼は過去を受け入れ、未来に向かって進んでいきます」

また、ゲミルは、当初予定されていたファイナルに先駆けて、結婚式の出席者がすでに町に到着していることを指摘し、ゲストスターが出演することも仄めかした。この何年かの出演者の出入りを考えると、いろんなキャストに出てもらいたいだろう。テックオタクだったエリック・ビール(バーレット・フォア、シーズン1からレギュラー)は、その後自分の会社を設立して億万長者になり、シーズン12では同僚のネル・ジョーンズ(レネー・フェリス・スミス)と東京に移住したため、辞めた。ゲミルはこう話す。「誰が登場しても、ケンジー・ブライのときよりは控えめなものになると思います。ケンジーは、犯罪者と戦えるようにするため、ウェディングドレスを自ら破ったのだから」

『NCIS: LA ~極秘潜入捜査班』シーズン14後半エピソードは、米CBSにて毎週日曜に放送中。日本ではHuluにてシーズン1~13が配信中。(海外ドラマNAVI)

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