アーサー・コナン・ドイルの人気小説「シャーロック・ホームズ」シリーズは、映画やドラマとして脚色されるだけでなく、小説で描かれる要素が数多くの映像作品に影響を与えている。そんな「シャーロック・ホームズ」が、人気医療ドラマ『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』に与えた影響を米Screen Rantが取り上げているので、そのうち5つを紹介する。
『Dr.HOUSE』は、皮肉屋で毒舌、ひねくれ者の天才医師グレゴリー・ハウス(ヒュー・ローリー)が、これまでの医学では解明できなかった難病の原因を突き止めていく医療ドラマ。
「シャーロック・ホームズ」が『Dr.HOUSE』に与えた影響
薬物依存症
ハウスとシャーロック・ホームズの主な共通点は、薬物依存症だ。ドイルの著作を通して、シャーロックはタバコやコカイン、モルヒネはじめとする数多くの物質を摂取している。対する『Dr.HOUSE』では、ハウスは脚の痛みを抑えるために服用していた鎮痛剤の依存しており、シリーズの初期ではその症状を抑えられているかに見えたが、次第に最悪の方向へ進み、最終的にはリハビリ施設に入ることになった。
かけがえのない相棒
シャーロック・ホームズの相棒は、言わずもがな親友のジョン・ワトソン博士。事件を解決する上で、シャーロックにとって無くてはならない存在だ。ワトソンはシャーロックの性格に難色を示すことはあるものの、天才的な推理能力を高く買っている。そんな二人の関係は、ハウスの右腕で良き理解者であるジェームズ・ウィルソン医師(ロバート・ショーン・レナード)との友情に反映されている。ウィルソンはハウスの人間性を受け入れられないことも多々あるが、医師としての能力に絶大なる信頼を寄せて敬意を示している。
住所「221B」
シャーロック・ホームズの自宅の住所はベイカー街221Bで、その描写はベネディクト・カンバーバッチが主演するドラマ『SHERLOCK/シャーロック』にも登場するが、実はハウスの住所も「221B」なのだ。また、この住所のアパートでホームズとワトソンは一緒に暮らし、ハウスはウィルソンが離婚や個人的な問題を抱えている時に同居していたことがある。
悪役モリアーティ
シャーロック・ホームズの宿敵が、知性を武器に罪を犯すジェームズ・モリアーティ教授であることはよく知られているが、『Dr.HOUSE』シーズン2には、ハウスを脅かす人物としてジャック・モリアーティというキャラクターが登場する。ハウスに恨みを抱く元患者のジャックは、ハウスの家に乱入して彼に銃を向ける展開となり、ジェームズ・モリアーティとジャック・モリアーティは苗字だけなく、シャーロックとハウスを窮地に追い込むところも共通している。
アルダーという女性
小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの短編「ボヘミアの醜聞」には、アイリーン・アドラーという女性が登場する。この物語で彼女はホームズの捜査対象となるが、彼を出し抜き、探偵の罠をすり抜け続ける。そして、『Dr.HOUSE』のパイロット版では、レベッカ・アドラーという幼稚園の先生を中心に物語が進行する。彼女はハウスにとってプレインズボロ教育病院で担当する初の患者で、何度も誤診となった後、ハウスと彼のチームがレベッカの病気の原因を突き止める。
意外と小説「シャーロック・ホームズ」の影響を受けている『Dr.HOUSE ―ドクター・ハウス―』は、HuluとAmazon Prime Videoにてシーズン1~8が配信中。(海外ドラマNAVI)
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