『ジョン・ウィック』前日譚シリーズには“イースターエッグ”が満載?

キアヌ・リーヴスが伝説の殺し屋に扮する映画『ジョン・ウィック』シリーズの前日譚スピンオフドラマ『The Continental(原題)』には、映画シリーズのイースターエッグが随所に仕込まれるようだ。

映画シリーズへの疑問を掘り下げる

『The Continental』は、映画シリーズでイアン・マクシェーン(『アメリカン・ゴッズ』)演じるウィンストン・スコットの若かりし頃に焦点が当てられ、世界中の暗殺者たちが拠点とするホテル・チェーン「コンチネンタル」の歴史や謎にも迫る。

米Colliderのインタビューに、『ジョン・ウィック』フランチャイズでプロデューサーを務めるエリカ・リーが応じ、前日譚スピンオフに仕込まれたイースターエッグに言及した。「『ジョン・ウィック』とその世界では、ホテルやイースターエッグについて知ることが出来るのも魅力だと思います。(映画の)各作品では、それぞれのキャラクターやホテルについて少ししか説明がなされていないので、人々はコンチネンタルについてもっと深く知りたいという思いが強かったのではないかと思います。“ホテルを清掃する人は、どんな人たちなのか? スタッフはどんな人たちなのか? コンチネンタルに入るにはどうしたらいいのか? (コミュニティ限定の)金貨はどうやって作られるのか?”といった疑問です。ですから、その時系列と設定により、私たちはそういった疑問を深く掘り下げ、多くのことを探求することが出来るのです」。どうやら前日譚ドラマでは、映画シリーズでファンが抱いていた疑問の答えが用意されているようだ。

アクションもたくさん用意

またリーは、1話約90分で3話構成となるドラマシリーズについて、「テレビなのでキャラクター中心の物語ですが、アクションもたくさん用意していて、第1話はアクションシーンで始まり、良いバランスだと思います。第1話と3話はアクション満載で、第2話はもう少し物語にフォーカスしていて構成的にはそんな感じです。ですが、アクションもたくさんありますよ」と明かしていた。

若かりし頃のウィンストン役で主演するのは、米HBO Maxのサスペンスドラマ『フライト・アテンダント』にバックリー役で出演したコリン・ウッデル。映画版でランス・レディック(『BOSCH/ボッシュ』)が演じたシャロンの若かりし頃に扮するのは新進俳優のアヨミデ・アデグン。『マッドマックス』『リーサル・ウェポン』シリーズでお馴じみのメル・ギブソンがコーマック役、『SUPERGIRL/スーパーガール』のレナ・ルーサー役で知られるケイティー・マクグラスが裏社会の秩序を破る者を冷徹に処分する裁定人役で出演する。

『The Continental』は、2023年に米Peacockにて配信開始。アメリカ、中東、イスラエル以外の地域ではAmazon Prime Videoにて配信予定。『ジョン・ウィック』映画版第1~3弾はU-NEXTにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:John Wick: Chapter 4公式Twitter(@JohnWickMovie)