スコット・カーン、新作ドラマ『Alert』最終話の撮影で当日まで脚本を受け取らなかった理由とは?

人気ドラマ『HAWAII FIVE-0』のダニー・“ダノ”・ウィリアムズ役で知られるスコット・カーンが、米FOXの新作ドラマ『Alert: Missing Persons Unit (原題)』最終話の撮影で、当日まで脚本を受け取らなかった理由を明かしている。

『Alert』概要

『Alert』で中心となるのは、愛する息子の失踪をきっかけに、フィラデルフィア市警の行方不明者課(MPU)に入ったニッキー・バティスタ(ダニア・ラミレス)。息子を探す彼女の元に突然、夫だったジェイソン・グラント(スコット・カーン)が、行方不明の息子が生きている証拠となる写真を持って現れる。懸命に息子を探す二人は、ついに息子を発見して6年ぶりに再会を果たすが、ニッキーとジェイソンは、キースと名乗る少年が本当に自分の息子なのか疑いを持ち始める──。

衝撃的なエピソードの舞台裏

2月27(月)に放送されたシーズン1の最終話「Max(原題)」では、キースを誘拐した犯人とその理由、少年の正体が明らかになるのだが、そんな衝撃的なエピソードの舞台裏についてスコットが語った。「10話にわたり、僕たちは行方不明者、そして僕たちの子どもが本当に自分たちの息子なのかどうかというテーマを扱い、最終話は、これ以上ないほど(内容が)ヘビーだった。僕なりに(犯人などについて)セオリーがあったんだけど少し外れていて、脚本を読んで驚いたよ。だから、視聴者もそうなるのではないかな」

どうやら製作チームは、撮影ギリギリまでキャストに脚本を渡さずにストーリーの種明かしをしないことで、キャストの素の驚きや反応が演技に反映されることを狙ったようだ。

スコットは本シリーズに魅せられた理由について、「(人間関係の)機能不全と人間の真の姿が描かれているから」だと言い、「このドラマの結末は衝撃的かつ、感動的なものであってほしいと思っている。この家族は信じられないようなことを経験してきたから、圧倒的な結末になるはずだよ」と述べていた。

『Alert』キャスト&製作

スコットとニッキー役のダニア・ラミレス(『デビアスなメイドたち』『HEROES/ヒーローズ』)の脇を固めるキャストには、ライアン・ブルサード(『マーダーズ・イン・ビルディング』)、グレアム・ヴァーシェール(『グッド・ドクター 名医の条件』)、アディオラ・ロール(『ブラックリスト』)らが名を連ねる。

『ブラックリスト』で製作総指揮・脚本を担ったジョン・アイゼンドレイスがショーランナーを務め、俳優のジェイミー・フォックス(『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』)、ダタリ・ターナー(『デイ・シフト』)、J・R・オーチー(『ブラックリスト』)らが製作総指揮を担う。

『Alert: Missing Persons Unit』シーズン2への更新は不明。新情報に注目しておきたい。(海外ドラマNAVI)

Photo:FOX公式Twitter(@FOXTV)より