『HAWAII FIVE-0』スコット・カーン新作ドラマ、『9-1-1』以来の高視聴率を記録

『HAWAII FIVE-0』のダニー・"ダノ"・ウィリアムズ役で知られるスコット・カーンが出演する米FOXの新作ドラマ『Alert : Missing Person’s Unit(原題)』が、同局で『9-1-1 : Lone Star』以来の高視聴率を記録した。米Varietyらが報じている。

『Alert : Missing Person’s Unit』とは?

愛する息子キース(グレアム・ヴァーシェール『グッド・ドクター 名医の条件』)の失踪をきっかけに、フィラデルフィア市警の行方不明者課(MPU)に入ったニッキー・バティスタ(ダニア・ラミレス『デビアスなメイドたち』)。そこに、ニッキーの元夫ジェイソン・グラント(スコット)が、6年前に行方不明になったキースが生きている証拠となる写真を持って現れる。困惑した二人は、各エピソードで生死をかけた行方不明者の捜索にも対応しつつ、二人の息子の生死にも注目し始めるというストーリー。

2020年以来の新記録!

FOXが提供したマルチプラットフォーム視聴データの3日間も含むと、2020年1月の『9-1-1: Lone Star』以来、同局のドラマデビューで最も視聴率&ストリーミング数が多い作品となった。

第1話放送の1月8日(日)分は、Hulu、Fox Nowなどの配信プラットフォームでの最初の3日間のストリーミングで85万1000人の視聴者を達成。FOXによると、この視聴率は、マルチプラットフォーム+3日間で、18~49歳においてレーティング1.1だったという。これは、同局が過去3年間に発表したドラマのデビュー作の中で最高の数字で、それ以前には『9-1-1:Lone Star』が130万人のストリーミング視聴者と3.7の視聴率を獲得したのが最高記録だった。

2022年―2023年テレビシーズンの最高視聴率デビューとなり、また『LAW&ORDER』以来最も高視聴率のドラマデビューとなった。ニールセンのライブ+3日間のデータによると、2021年にNBCで放送された『Law & Order:組織犯罪特捜班』以来の高視聴率ドラマのデビューでもある。ストリーミングデータとリアルタイム視聴者(510万人)を合わせると、本作のプレミアは3日間の総視聴者数が600万人となった。

ちなみに、2020年の『9-1-1:Lone Star』のシリーズ・プレミアは3日間で1530万人の総視聴者(リアルタイム1400万人、ストリーミング130万人)を獲得したが、この日にNFLが放送されていたという利点があったことを考慮するべきである。

本作のその他の出演者には、フェイヴェル・スチュワート(『t@gged/タグド』)、アディオラ・ロール(『ブラックリスト』)らがいる。また、『ブラックリスト』で製作総指揮・脚本を担ったジョン・アイゼンドレイスがショーランナーを務め、俳優のジェイミー・フォックス(『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』)、ダタリ・ターナー(『デイ・シフト』)、J・R・オーチー(『ブラックリスト』)らが製作総指揮に名を連ねている。

日本での放送・配信予定は今のところ未定だが、FOXの作品なのでDisney+(ディズニープラス)での早い上陸を期待したい。(海外ドラマNAVI)

Photo:Twitterアカウント@THRより