米NBCの大型犯罪アクションドラマ『ブラックリスト』ファイナルとなるシーズン10が7月25日に日本初上陸! これまでにシリーズでは数多くのキャラクターが命を落としたが、米TV Insiderが「最も衝撃だったキャラクターの死」を選出しているので、そのうち5人を紹介する。
目次
『ブラックリスト』あらすじ
『ブラックリスト』は、国際的に指名手配されていたレイモンド・“レッド”・レディントン(ジェームズ・スペイダー)が自らFBIに出頭し、免責と引き換えに情報提供を申し出る。なぜかレッドは、新米捜査官のエリザベス・“リズ”・キーン(メーガン・ブーン)を自分の担当に指名。こうして二人は裏世界で暗躍する犯罪者を追跡し、その過程でレッドとリズの過去が明らかになっていく。
(※これ以降はシーズン1~9のネタバレが含まれます)
『ブラックリスト』衝撃的な死
サム・スコット(ウィリアム・サドラー)
4歳で孤児となったリズは養父サムに引き取られたが、それ以前の記憶がほとんどなく、その出自は謎に包まれていた。シーズン1で癌の治療のため入院していたサムが亡くなるが、その死因は病ではない。サムがリズに実父の秘密を話すことを恐れたレッドが、彼を窒息死させたからだ。サムの死により、「リズの実父は誰なのか?」という大きな疑問が差し出され、その問いはシーズンの物語を引っ張る原動力になっていく。
ミスター・キャプラン(スーザン・ブロマート)
シーズン4でミスター・キャプランが橋から飛び降りて自決する展開は、レッドが彼女を橋の上に追い詰めた時点で、キャラクターにとって起こるべくして起こったように見えた。レッドの長年にわたるフィクサーが、今まで生き残れたことは驚きだったかもしれない。過去にミスター・キャプランは、レッドに頭を撃たれても生き延びたのだから。とはいえ、いつでも冷静沈着に問題を揉み消すクールなミスター・キャプランはファンの間で人気が高いキャラクターだっただけに、その死が惜しまれる。
ミーラ・マリク(パーミンダ・ナーグラ)
シーズン1に登場したCIA捜査官のミーラは主要キャラクターの一人として見られていたにもかかわらず、最終話のダンスクラブのシーンで犯罪組織の手下が彼女の喉を切り裂き、殺された。シーズン2以降も登場が期待されていたキャラクターだけに、その呆気ない死が衝撃的だった。
トム・キーン(ライアン・エッゴールド)
リズの夫トムは、実はレディントンに雇われて彼女を監視するために接近したキャラクター。後に犯罪者のベルリンに寝返り、シーズン5でトムは、ブラックリストに載っているイアン・ハーヴェイ(ジョニー・コイン)に刺されて命を落とす。トムを演じたライアンの降板はファンにショックを与えたが、その卒業はスピンオフドラマ『ブラックリスト リデンプション』に主演するためで、トムはこの番組で活躍するはずだったが、残念ながらシーズン1で打ち切りとなってしまった。
エリザベス・キーン(メーガン・ブーン)
『ブラックリスト』では、どんなにキャストの立場が確立されていても、誰も安全ではない。それを証明するかのように、シーズン8ではイライアス・ヴァンダイク(ルーカス・ハッセル)がシンジケートのボス、ネヴィル・タウンゼント(レジ・ロジャース)の復讐のためにリズの背中を撃ち、彼女は帰らぬ人となった。8シーズンにわたり、レッド役のジェームズ・スペイダーとW主演を担ってきたキャストの降板は、ファンにとって衝撃以外の何物でもなかっただろう。
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Photo:『ブラックリスト』© 2013, 2014 Sony Pictures Television Inc. and Open 4 Business Productions LLC. All Rights Reserved.