『アントマン』エヴァンジェリン・リリー、『LOST』初期の演技に自分でもドン引き

『LOST』のケイト・オースティン役でブレイクし、MCU最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』も話題のエヴァンジェリン・リリーがキャリア初期の演技のひどさを自分でもわかっていると話したと米Deadlineが伝えている。

『LOST』を振り返ると…

2003年に俳優としてのキャリアをスタートさせたエヴァンジェリンはその翌年からJ・J・エイブラムス(『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』)による大ヒットミステリー・アドベンチャーシリーズ『LOST』に出演。2010年までの6年間ケイト・オースティン役を演じ、ブレイクを果たした。今となっては『ホビット』シリーズや『アントマン』シリーズなど輝かしい代表作をもち、活躍している彼女だが、キャリア初期を振り返るといたたまれない気持ちになるのだという。

ポッドキャスト番組「Happy Sad Confused(原題)」に出演したエヴァンジェリン。「『LOST』をキャスト同士で集まって一緒に見るウォッチパーティーがあって、ケイトがメインのエピソードを見ることがあったのだけど、(演技が)ひどいって自分でわかっていたから穴があったら入って死にたかった」と告白。さらに「今でも最初の数シーズンを見ることができてしまう状況を黙認してるけど、上手くないからうんざりしちゃう」と引きずっていることを明らかにしている。

しかしシーズン3を境に変化があったそう。「シーズン3がターニングポイントだったと感じている。“パニックに陥って、なんとか考えようとして、早合点して、感じて、直感でいく”みたいな状態から“これは嫌、これはやりたくない、ここから出して”“もしここにいて、身動きが取れなくて、ここにいるつもりなら、それを理解する必要がある”という方に向かっていった。それがシーズン3で、そこから私はちゃんと自分の技術を学ぼうとしはじめたの」

エヴァンジェンは過去に『LOST』撮影現場で製作陣からセミヌードシーンの強要があったことを明かしており、それもシーズン3に起きたことだと話していた。

MCUスターとして大活躍

現在エヴァンジェリンは絶賛公開中の映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』が話題沸騰中。ポール・ラッド演じるアントマンの相棒ワスプことホープ・ヴァン・ダイン役を演じてMCU4作目になる本作ではミシェル・ファイファーやマイケル・ダグラス、キャスリン・ニュートンといった豪華俳優陣と共にかっこいいアクションを披露しており、ますます輝いている。『~クアントマニア』には『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』のジョナサン・メジャースがヴィラン役で出演していたり、トム・ヒドルストン主演シリーズ『ロキ』との繋がりがあったりと、海外ドラマファンにも楽しめる要素が満点だ。

『アントマン』過去作や『ロキ』、『LOST』全シーズンはDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:エヴァンジェリン・リリー©JW