長寿人気犯罪捜査ドラマ『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』は、米CBSで放送中のシーズン14をもって有終の美を飾ることになるが、どうやら人気キャラクター主導の新スピンオフが誕生するのではないかとの憶測が飛び交っているようだ。米CBRなど複数のメディアが報じている。
打ち切りの背景は…?
『NCIS:LA』の打ち切りは、CBSの予算削減が理由だとも言われているが、本シリーズは安定した視聴率をキープしており、1話あたりの視聴者数は平均606万人。それほど人気が高いシリーズの打ち切りに踏み切るとは、その背景に、新しいスピンオフの計画があるからではないかとの声が上がっている。
本家となる『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』は複数のスピンオフを展開しており、2021年には『NCIS:ニューオーリンズ』がシーズン7で終了後、ハワイを舞台にした新スピンオフ『NCIS:ハワイ』がスタートしたからだ。
そんなシリーズの歴史を振り返れば、CBSが『NCIS:LA』の放送終了後に、新スピンオフを計画しているとの予想は理にかなっているだろう。しかし、ロサンゼルスとニューオーリンズ、ハワイという別の地域を舞台にしたスピンオフが続いており、マンネリを避けるためにも、これまでにフランチャイズで人気を博したキャラクターを主人公にした、今までになかったタイプのスピンオフの誕生が指摘されている。
最も復帰が望まれているのは?
そして、最も復帰が望まれているのは、本家シリーズの人気キャラクター、マイケル・ウェザリー演じるアンソニー・“トニー”・ディノッゾとコート・デ・パブロ扮するジヴァ・ダヴィードだ。ジヴァに関しては、『NCIS』のシーズン16&17にゲスト出演しているため、スピンオフの下地が出来ているとも言える。またトニーについては、演者のマイケルが主演するドラマ『BULL/ブル 法廷を操る男』がシーズン6で終了し、現時点で次の出演作は発表されていない。そういった諸々の要素を考慮すれば、CBSの水面下で、トニー&ジヴァのスピンオフ企画が進んでいるとの期待が高まってもおかしくないかもしれない。
いずれにせよ、『NCIS』フランチャイズに新スピンオフが誕生することになるのか、今後の動向に目を光らせておきたい。
『NCIS:LA ~極秘潜入捜査班』ファイナルシーズは、CBSにて毎週日曜に放送中。日本ではシーズン1~13がHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『NCIS ネイビー犯罪捜査班』 ©2023 CBS Broadcasting, Inc. All Rights Reserved.