『チャームド』長女シャナン・ドハティ&三女アリッサ・ミラノが病魔に悩む次女を支えた

人気ドラマ『チャームド~魔女3姉妹』の次女パイパー役を演じたホリー・マリー・コムズが、シーズン1の撮影中に経験した病魔の恐怖を支えてくれた共演“姉妹”2人、長女プルー役のシャナン・ドハティと三女フィービー役のアリッサ・ミラノとの思い出を振り返っている。米TVLineが伝えた。

本物の姉妹のように支え合って

『チャームド』の舞台裏を語る米ポッドキャスト番組「The House of Halliwell」に出演したホリーが、1999年5月に放送されたシーズン1第20話「アンディの危機」を振り返りながら、撮影当時の様子を次のように回顧している。

「このシーズン中、私の子宮にかなり大きな腫瘍が見つかって、それが尋常でない速度で大きくなり続けていたんです。がんの恐れがあったから、腫瘍を切除する必要がありました。アリッサは車の窓越しに私を見つめて、“がんじゃないから、がんじゃないよ”と励ましてくれました」

幸い、アリッサがホリーに言い聞かせたように、腫瘍はがんでないことが明らかになったという。しかし、ホリーが手術から回復するまで2週間にわたって撮影が中断され、その間に“3人姉妹”はますます親密になったという。

ホリーは、「この間に私たちはすごく仲良くなりました。お見舞いに来てくれたシャナンが私の病室から帰って行ったと思ったら、アリッサと彼女の母親がやって来るんです。大手術だったから、私が帰宅すると、アリッサのお母さんがチキンスープと一週間分の食料を作ってくれました。彼女たちは私のために協力してくれたんです」と語っている。

またホリーは、『チャームド』の撮影中に、大きな手術を受けていた事実が知られていないことについても説明している。「私はあまり自分の話をしませんから。番組と自分の役をとても大切にしていますが、こうやって過ごした瞬間もすごく大切にしています。シャナンとアリッサが、どれだけ私のために尽くしてくれたか誰も知らないでしょう。それがすごく嫌なんです。私たちが舞台裏でどれだけ大変な想いをしたか、どれだけ一緒に努力したか、どれだけ仲が良かったか誰も知りません。アリッサは私の病院のベッドで一緒に寝ていて、“私のカテーテルの上にのってしまっているから、どいてよ!”なんてこともありました」

『チャームド』に関しては、アリッサとシャナンの不仲説が報じられたこともあったが、困難な時期には本物の姉妹のように3人で支え合っていたようだ。

(海外ドラマNAVI)

Photo:『チャームド~魔女3姉妹~』©2014 CBS Broadcasting Inc