『グッド・ワイフ』降板のクリスティン・チェノウェス、局を訴えなかったことを後悔

2012年、『グッド・ワイフ』撮影中に生じた怪我を理由に同番組の降板が報じられたクリスティン・チェノウェス。当時、放送局のCBSを訴えなかったが、今となってはその決断を後悔していると話していることをDeadlineが伝えている。

大事故で降板に…

米CBSの大ヒット法廷ドラマ『グッド・ワイフ』シーズン4に政治ジャーナリストのペギー・バーン役で出演したクリスティン。当初複数話にわたって出演予定だったが、撮影現場で転倒した照明機材の下敷きになり、頭部を強打して病院に搬送され、そのまま降板を発表。結果、2話のみの出演にとどまった。

そんな彼女は、1月17日に著書「I’m No Philosopher, But I Got Thoughts(原題)」を発売。彼女の生い立ちやキャリア、恋愛歴などを振り返りながら、セルフケアの秘訣が詰まった一冊に仕上がっているようだが、その中でこの一件についても詳しく述べているという。

『プッシング・デイジー ~恋するパイメーカー~』でエミー賞を受賞し、ミュージカル『きみはいい人 チャーリー・ブラウン』でトニー賞を受賞。ニューヨークタイムズのベストセラー作家でもあり、マルチな才能を発揮するクリスティンは、アンディ・コーヘンが司会を務める番組「Watch What Happens Live(原題)」に出演。本を出版した後、放送局の誰かから、事故についてコンタクトはあったかをアンディに聞かれると、クリスティンは「いいえ」と答え、「恐怖心や不安から局を訴えることはしなかった。だから恐怖にあなたの人生を支配されては絶対にだめ。あれから長引くケガに悩まされている。“いつかこれ(訴訟)をしたいと思うよ。”といった父の言うことを聞くべきだった。私たちは訴訟を起こした家族ではないけれど、実際に死んでしまったときは…」と後悔していることを明かした。

また「旗ポールのような音を聞いたの。それから“ライトが消えるぞ”“アクション”と聞こえて、目覚めたら病院だったの」と番組で振り返ったクリスティン。「それは顔面を直撃して、わたしは縁石に叩き込まれてしまった。頭蓋骨に18㎝弱の骨折と、生え際、歯、肋骨も折れた」と痛々しい事故当時の様子を告白した。

そんな彼女は、エクステに救われたという。「髪の毛のエクステが骨折した部分を繋いでたの。」「お医者さんが“このメタルのやつはなんだい?”って聞くから“髪の毛のエクステです”って答えたら、“君はこれに命を救われたね”って。だからエクステをしたいなと思っている人はみんなやるべき。健康のためにね」というエピソードで締めくくった。

そんなセットでの恐怖体験を乗り越え、活躍を続けるクリスティン。最新出演ドラマ『シュミガドーン!』(Apple TV+)はシーズン2に更新済み。『グッド・ワイフ』はHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)

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Photo:『グッド・ワイフ』でも共演したアラン・カミングとクリスティン・チェノウェス©FAM008/FAMOUS