『ツイン・ピークス』の“片腕の男”として知られるアル・ストロベルが83歳でこの世を去った。死因は明らかにされていないという。米TVlineが伝えている。
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『ツイン・ピークス』ファミリーから悲しみの声
12月2日(金)に『ツイン・ピークス』クリエイターであるデヴィッド・リンチの長年の友でプロデューサー仲間のサブリナ・S・サザーランドが追悼の声明を発表。「彼の代わりは誰も務められないほどの人間で、私たち「ツイン・ピークス」ファミリーにとってこれからも大きな存在であり続けるでしょう」と言葉を贈った。
シリーズの共同クリエイターであるマーク・フロストもTwitterで「嘘だ…親愛なるアル。何年にもわたって、彼に出会えた幸運な人たちは、彼がどれだけ温かく素晴らしい紳士だったか分かっていることでしょう。友よ、安らかに眠ってほしい」と訃報を受けてコメント。
同作でボビー・ブリッグスを演じたダナ・アッシュブルックも「悲しい、悲しいニュースだ。愛するアル。彼は本当にスウィートな人で、素晴らしいストーリーテラーだった。彼が片手でタバコを巻く姿は、ピュアな魔法のようだった」と言葉を贈った。
『ツイン・ピークス』に欠かせない存在
17歳の時に交通事故に遭い片腕を失ったアル。1990年からの『ツイン・ピークス』をはじめ、1992年公開の映画『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』や2017年にSHOWTIMEで製作されたリバイバル版『ツイン・ピークス The Return』といった関連作品にも出演。悪魔を断ち切るために腕を切り落とした“片腕の男”、そして靴のセールスマンであるフィリップ・マイケル・ジェラードとして、『ツイン・ピークス』シリーズにおける重要な役どころを務めていた。
『ツイン・ピークス』のほかには1991年公開の映画『光と闇の十字架』や『シャドー・プレイ』、『電撃脱走・地獄のターゲット』などに出演していた。
ご冥福をお祈り申し上げます。