新DC代表、ジェームズ・ガンが今後の展望を語る「ファンの要望を聞く」

2022年11月1日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの傘下となる新会社「DCスタジオ」のCEOに、ピーター・サフランと共に就任したジェームズ・ガンが、今後の展望をツイートしている。

ファンに感謝している

マーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズやDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』などで監督を務めたガンは、DCスタジオでクリエイティブ面を担っていき、サフランはビジネス面を担当することになる。

就任から1週間経った時点でガンがTwitterを更新し、DCのファンに向けて以下のようなメッセージを発信している。「DCスタジオの新たな(そして初代の)CEOとして、ピーター(・サフラン)と私は、君たちファンに感謝していること、そして、将来的にDCが進む道筋に関するファンの要望に耳を傾けていると伝えることが大切だと考えているよ」


続けてガンは、ファンの意見に注意を向けている証拠として、米CWで打ち切られたDCドラマ『レジェンド・オブ・トゥモロー』を救済するためにファンがSNSで展開しているキャンペーンに言及。さらに、2016年のDC映画『スーサイド・スクワッド』で監督を務めたデヴィッド・エアーのディレクターズカットの公開を求めるファンの声にも反応しており、DCファンの生の声を積極的に聞く姿勢を示している。

“史上最大のストーリー”を語ることに集中

そしてガンは、まず最初のフォーカスとして、作品のストーリー展開やDCユニバースの新たな打ち出し方を模索し、複数の映画やテレビドラマ、アニメ企画を通じて“史上最大のストーリー”を語ることに集中すると述べ、今後の展望を伝えている。

以前に、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの新CEOに就任したデヴィッド・ザスラフが、マーベル・スタジオが実行した10年計画をモデルに、DCのプロジェクトを進めていく予定だと発表していた。ガンのいう“史上最大のストーリー”が、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のようにそれぞれの作品が継続した形で、10年がかりで描かれることも考えられそうだ。

いかにガンがファンの声を取り入れ、DCユニバースを大きく発展させていくのか注目したい。ガンが監督を務めたDCドラマ『ピースメイカー』(全8話)はU-NEXTにて見放題で独占配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:ジェームズ・ガン© JHMH/FAMOUS