『CSI』シリーズの魅力とは?全フランチャイズをHuluにて配信中

海外ドラマの王道ともいえる犯罪捜査ドラマの金字塔『CSI』シリーズが、新シリーズ『CSI:ベガス』のスタートにより、再び注目を集めている。そんな『CSI』シリーズを配信サービスで100%楽しめるのは、全フランチャイズを配信中のHulu(フールー)。とはいえ、「聞いたことがあるけどまだ見たことがない」、「過去に途中まで見たけど脱落してしまった」なんて方も多いはず。そんな『CSI』シリーズ・ビギナーから、「もう一度見直したい」というような大ファンへ、今回は『CSI』シリーズの魅力と共に、今だからこそHuluで楽しむ方法を紹介したい。

社会現象にもなったレジェンド犯罪捜査ドラマ『CSI』シリーズとは?

『トップガン』シリーズなど数々の人気作品を手がけるハリウッドのヒットメイカー、ジェリー・ブラッカイマーが製作総指揮を務める『CSI』シリーズ。「21世紀に最も見られたテレビドラマ」の一つとも呼ばれ、全米視聴率No.1にもなったことがある『CSI:科学捜査班』を筆頭に、『CSI:マイアミ』『CSI:ニューヨーク』『CSI:サイバー』が放送され、日本だけでなく、世界中で人気を博してきた。その大人気シリーズが、全米で2021年にスタートした新シリーズ『CSI:ベガス』の登場により、再び盛り上がりを見せている。

海外ドラマの人気ジャンルの一つでもある犯罪捜査ドラマではあるが、その中でも『CSI』シリーズの大きな特徴であり、魅力でもあるのが、「CSI(Crime Scene Investigation)」と呼ばれる科学捜査班を主役としている点だ。今までの犯罪捜査ドラマでは脇役的な立場だった鑑識の捜査官たちが最新科学とハイテク機器によるリアルな捜査方法を駆使する姿をクールなCG映像を用いて描き、舞台となる土地の特色を活かしたユニークな事件に挑む個性的で魅力ある捜査官たちの活躍をテンポの良い1話完結のドラマとして作り上げることで、大ヒットとなった。

ラスベガスを皮切りに、マイアミ、ニューヨーク、そして全米を舞台とした各シリーズ

『CSI:科学捜査班』


煌びやかで眠らない街ラスベガスを舞台に、数々の凶悪事件や、ラスベガスならではのギャンブル、テーマパーク型ホテル、エンタメなどが関わる事件に科学捜査で立ち向かう、ラスベガス市警CSIチームの活躍を描いた『CSI』シリーズ第1弾。『CSI』シリーズの顔でもあり、「ザ・CSI」とも言うべき存在の主任捜査官ギル・グリッソムをメインとし、サラ・サイドル、ニック・ストークス、キャサリン・ウィロウズ、ウォリック・ブラウンといった数多くの人気キャラクターを生み出してきた。主任捜査官を変えながらも全15シーズンというロングランヒットを続け、ドラマの基本フォーマットとフランチャイズの方向性を決定づけたシリーズとなっている。

Huluでは全15シーズンのほか、スペシャル・エピソードの『-最終章- 終わらない街ラスベガス』も配信中。

『CSI:マイアミ』


マイアミビーチなどの有名な観光スポットと自然を有するアメリカ東海岸の高級リゾート地ながら、犯罪も多いマイアミが舞台のスピンオフ第1弾。海外ドラマファンならご存じの方も多いデヴィッド・カルーソーが演じる、『CSI』シリーズ屈指の人気キャラクター、ホレイショ・ケインを主人公としたマイアミ・デイド郡警察CSIチームが、高級リゾート地らしくセレブが関わる事件や、広大な沼地などの大自然が現場の事件、そして麻薬関係などの事件などに挑む。『CSI:科学捜査班』の舞台となる「夜の街」から一転して、土地柄や銃を持って犯罪者と戦う行動派のホレイショから、情熱的な印象を受けるシリーズだ。

『CSI:ニューヨーク』


多種多様な人種が暮らし、9・11同時多発テロによる傷跡がまだ癒えぬ大都市ニューヨークを舞台としたスピンオフ第2弾。映画スターのゲイリー・シニーズがテレビドラマに出演し、主人公マック・テイラーを演じるということで話題を呼んだシリーズでもある。軍隊時代のトラウマや、9・11同時多発テロによって妻を亡くしたことにより心に大きな傷を負っているマックが、NY市警CSIを率いて大都市で起きる犯罪と戦う。マックは犯罪学を専門とし、犯罪方法以外に動機解明も重視するという点は、“動”のホレイショと比べて“静”のマックであり、落ち着いたスタイリッシュなイメージのシリーズとなっている。

『CSI:サイバー』


ワシントンD.C.にあるFBI本部サイバー犯罪課を舞台としたスピンオフ第3弾。各地の警察に設けられたCSIではなく、FBIに所属して全米で起きるサイバー犯罪を捜査するというシリーズの中でも異色の作品。オスカー女優パトリシア・アークエットが演じる主任のエイヴリー・ライアンが、FBI職員や元ハッカーたちを指揮しながら、身近となったIT関係のタイムリーな話題をテーマとした“見えない犯罪”でもあるサイバー犯罪に、ハイテクを用いて対していく。また、FBI本部を舞台とすることによって生じる政治劇や全米をターゲットとしたスケールの大きさも、他のシリーズとは一味違う魅力だ。

『CSI:ベガス』


2016年の『CSI:サイバー』終了から、5年ぶりとなる2021年に最新シリーズとして放送スタートとなった『CSI:ベガス』は、原点回帰とも言うべきラスベガスを舞台とした『CSI:科学捜査班』の続編だ。遺伝学の専門家マキシン・ロビーを主任とした新たなラスベガス市警CSIチームの登場と、『CSI:科学捜査班』からも、CSIメンバーのデヴィッド・ホッジス、ジム・ブラス刑事、さらにグリッソムやサラがカムバックという、新キャラクターたちとオリジナルキャラクターによるアンサンブルを楽しめるシリーズとなっている。そして、より進化した最新の科学捜査と、新旧キャラのコラボレーションによる好評を受けて、2022年には全米でシーズン2の放送がスタートしており、これからが楽しみなシリーズでもある。

海ドラ好きのニーズごとにマッチする『CSI』シリーズのHulu視聴方法

ロングランヒットを続け、スピンオフの数々で大きな広がりを見せてきた『CSI』ワールドだけに、「まだ見たことがない」「どのシリーズから見たらいいのか?」「途中で脱落してしまった」なんて方も多いはず。そんな『CSI』シリーズ・ビギナーから、『CSI:ベガス』を機に「また見直したい」というような大ファンへ、そのニーズごとに全フランチャイズが配信中のHuluだからこそできる『CSI』シリーズの視聴方法を紹介。

「次にハマれる海外ドラマを探している」という方にオススメなのは?

次にハマれる海外ドラマを探している海ドラ好きな方にこそもってこいなのが、1話完結型の犯罪捜査ドラマという海外ドラマジャンルの王道でもある『CSI』シリーズだ。理想的なことを言えば、シリーズ第1弾の『CSI:科学捜査班』シーズン1の第1話から順に見るのがベーシックな視聴スタイルだが、当然時間は限られており、視聴者の好みも千差万別。ということで、各シリーズのシーズン1第1話を見て、自分のフィーリングに合った作品・登場人物や、出演者がいないか探してみることオススメしたい。そこから見つけたお気に入りキャラクターが活躍するエピソードや、ゲストスターが登場するエピソードなどをセレクトして見るなど、手軽に各シリーズをザッピングできるのも、全フランチャイズが揃っている配信サービスHuluならではだ。

『CSI:科学捜査班』シーズン9第24話より

「シリーズの存在は知っているけど、どれから見れば?」という方にオススメなのは?

『CSI』シリーズの存在は知っているけど、どのシリーズから見ようかと一歩が踏み出せないでいる方にオススメしたいのが、クロスオーバーエピソードで各シリーズの雰囲気をイッキに確認してしまう視聴方法だ。『CSI:科学捜査班』シーズン2第22話が『CSI:マイアミ』のパイロット版、シーズン13第13話が『CSI:ニューヨーク』シーズン9第15話とのクロスオーバー、シーズン14第21話とシーズン15第6話が『CSI:サイバー』のパイロット版。『CSI:マイアミ』シーズン2第23話が『CSI:ニューヨーク』のパイロット版、シーズン4第7話が『CSI:ニューヨーク』シーズン2第7話がクロスオーバー。さらに、『CSI:科学捜査班』シーズン10第7話、『CSI:マイアミ』シーズン8第7話、『CSI:ニューヨーク』シーズン6第7話による、3作品合同捜査『CSI:トリロジー』は、時間がないという方がシリーズ全体の雰囲気をつかむにはもってこいのクロスオーバーエピソードとなっている。

『CSI:科学捜査班』シーズン10第7話(左上)、『CSI:マイアミ』シーズン8第7話(右上)、『CSI:ニューヨーク』シーズン6第7話(下2枚)より

「過去に視聴していたが、途中で脱落してしまった」という方にオススメなのは?

過去に放送やDVDなどで『CSI』シリーズを楽しんでいたが、途中で脱落してしまい、「どこまで見ていたのか忘れてしまった……」という方も少なくないはず。そんな方には、過去に見たことがあるシーンもDVDなどに比べて配信サービスはサーチがしやすく、Huluに表示される「あらすじ」を参考として手軽に見直しができるので、Huluでの視聴復帰をオススメしたい。また、ロングシリーズにありがちな「このキャラクター誰だっけ?」という状況に陥っても、全フランチャイズが揃っているHuluなら、間違いなくそのキャラクターの登場エピソードを見返すとことができるのも嬉しいポイントだ。

『CSI:科学捜査班』シーズン10第8話より

『CSI:ベガス』を機に「また見直したい」というシリーズのファンにオススメなのは?

『CSI:ベガス』のスタートで、再び『CSI』熱が盛り上がってきているシリーズのファンには、ぜひとも『CSI:ベガス』に登場するグリッソム、サラ、ホッジス、ブラスといったオリジナルキャラクターたちの過去の活躍エピソードを見直しながら、『CSI:ベガス』を楽しんでもらいたい。本編を一時中断しながら好きなエピソードを行ったり来たりできるのも配信サービスの持つお手軽感ならでは。

また、お気に入りのエピソードだけでなく、『CSI:科学捜査班』のテーマ曲「フー・アー・ユー」を歌うザ・フーのロジャー・ダルトリー(『CSI:科学捜査班』シーズン7第9話)や、ジャスティン・ビーバー(『CSI:科学捜査班』シーズン11第1話、第15話)といったゲストスターが出演するユニークなエピソードも手軽に探して楽しむことができる。さらに、ロングシリーズのイッキ見にもってこいの吹替版も揃っているので、ながら見で1日中楽しむなんて視聴方法もオススメしたい。

『CSI:科学捜査班』シーズン11第15話より

『CSI』シリーズだけじゃない! 海外ドラマが充実のHulu

『CSI』全フランチャイズを配信中というだけでも、海ドラファン的には魅力のあるHulu。だが、そのほかにもロングランシリーズとなる『LAW&ORDER』シリーズや、独占配信中の『デクスター・ニューブラッド』といった『CSI』シリーズのファンが楽しめるような海外ドラマも充実している。このコラムを機会に、そんなHuluで思う存分に『CSI』シリーズを満喫しつつ、充実した海外ドラマ生活を楽しんではいかがだろうか。

『CSI:科学捜査班』、『CSI:マイアミ』、『CSI:ニューヨーク』、『CSI:サイバー』、『CSI:ベガス』は、Huluにて最新作まですべて配信中。

(豹坂@櫻井宏充)

 

Photo:『CSI:科学捜査班』©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved./『CSI:マイアミ』©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved./『CSI:ニューヨーク』©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved./『CSI:サイバー』©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved./『CSI:ベガス』©2022 CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.