シャーロックのパクリはもうおしまい!? 同作脚本家によるミステリー『インサイドマン -囚われた者-』

『SHERLOCK』のクリエイター、スティーヴン・モファットが新たに手掛けるミステリードラマ『インサイドマン -囚われた者-』。ベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンの人気英国俳優コンビが活躍したヒットシリーズと異なる魅力をもつという『インサイドマン -囚われた者-』についてモファット自ら話したとRadioTimesが伝えている。

デヴィッド・テナント主演最新ドラマ

『ドクター・フー』『グッド・オーメンズ』などで人気を博し、最近では『80日間世界一周』も話題のデヴィッドが『プラダを着た悪魔』といった映画から『フォーティチュード/極寒の殺人鬼』といったシリーズまで幅広く活躍するスタンリー・トゥッチと共演を果たしたミステリー・スリラー『インサイドマン -囚われた者-』。聡明で型破りな探偵を主人公にした本作が他のミステリードラマと一線を画すのは、スタンリー演じるジェファーソン・グリーフだという。

グリーフは檻の中から事件を解決しながら死刑執行を待つ死刑囚の探偵。彼は小さな町の牧師(デヴィッド)、ジャーナリスト(リディア・ウェスト『IT'S A SIN 哀しみの天使たち』)、数学教師(ドリー・ウェルズ『ドラキュラ伯爵』)と思いがけず密接に関わることになる…というストーリーだ。

前代未聞の探偵が誕生!

「これまでいなかった探偵とはどういうものだろうとずっと考えてた」とRadioTimes.comに話したモファット。「ドイルがシャーロック・ホームズを生み出してから、かなり長いこと他のタイプの探偵はいなかった。どれもみんなシャーロック・ホームズのパクリだった」と言うモファットは狙い通り本作でグリーフという前代未聞の探偵を誕生させることに成功する。

「多くの人の世界観を支えているおとぎ話を、彼は信じてない。良心と親切心がこの世にはあって、私たちの中には殺人を犯さない人がいるだけ」とグリーフの価値観を説明。「彼は地獄から事件を解決しているからわかっている。人類は誰でも確実に忌まわしいことをできてしまうと信じている。人生で大切にしてきたものをすべて失ったことの利点は、安全という幻想を抱かせ続けるウソをすべて取り除く洞察力を手に入れたこと」と話す。

シャーロックのワトソンのように、グリーフにも相棒のような存在ディロン・ケンプトン(アトキンス・エスティモンド『レジデント 型破りな天才研修医』)が登場するが、彼もまた道徳的良心のないシリアルキラーで死刑囚仲間という異色の個性を放つ。「探偵を用意したら、話し相手を用意しないと!」と話すモファット。これまでにない探偵コンビの事件解決はどのような展開になるのか。

Netflixオリジナルシリーズ『インサイドマン -囚われた者-』はNetflixで独占配信中。Netflixでしか見られない大人向けおすすめドラマ一覧も併せてチェック!(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixオリジナルシリーズ『インサイドマン -囚われた者-』は10月31日(月)より独占配信中